オンライン通販の拡大により、海外ECサイトでの買い物も身近になりました。特に話題のプラットフォーム「TEMU(ティームー)」は低価格で魅力的な商品が揃っていますが、不良品や返金トラブルに遭遇するケースも報告されています。この記事では、TEMUで不良品を購入した際の返金プロセスと、返金拒否された場合の対処法について詳しく解説します。
TEMUとは?中国系ECプラットフォームの特徴
TEMUは米国を拠点に展開するPDD Holdings傘下のECモールで、中国の製造業者から直接商品が届くというビジネスモデルです。
このため価格は安く、ジャンルも多岐にわたりますが、商品の品質にばらつきがある点も特徴の一つです。不良品や仕様違いなど、トラブル報告も一定数見られます。
不良品が届いたときの返金申請の基本手順
商品が不良だった場合は、次の手順で返金申請を行うのが基本です。
- アプリまたはサイトから「注文履歴」を開く
- 対象商品を選び「返品または返金」オプションを選択
- 不良内容の詳細を入力
- 画像・動画を添付(必須)
- 申請を送信し、審査結果を待つ
申請には明確な証拠(画像・動画)が必要で、動画の中でも不具合が明確に映っているかどうかが審査に大きく影響します。
返金が却下される主な理由
不良品であるにもかかわらず返金が拒否されるケースにはいくつかの要因があります。
- 証拠の動画が不明瞭または不完全
- 返品期限(通常30日)を過ぎている
- 購入者都合(思っていたのと違うなど)と判断された
- 販売者側が不良と認めていない
特に動画や画像の品質が低いと「動作不良が確認できない」と判定される場合があります。
返金拒否されたときの再交渉のポイント
返金申請が却下された場合でも、以下の方法で再交渉が可能です。
- チャットサポートでオペレーターに直接再申請を依頼
- 不良箇所をより明確に示す追加動画・写真を再提出
- 不良の内容を具体的に記述(例:「電源が一切入らない」「音が全く出ない」など)
サポートに英語で伝えるのが難しい場合は、日本語で入力してもある程度自動翻訳対応がなされますが、簡潔に伝えることが大切です。
支払い方法別の最終手段:決済会社への異議申し立て
もしTEMU側の対応に納得がいかない場合は、支払い手段によっては異議申し立ても可能です。
- クレジットカード:カード会社の「チャージバック」を申請
- PayPal:購入保護制度を利用して異議を申し立て
どちらも購入日から一定期間内(通常60〜180日)での対応が必要です。
今後のトラブル回避のためにできること
・レビューが多く評価が高い商品を選ぶ
・画像だけでなく動画付きレビューも確認する
・返品条件を必ず事前にチェックしておく
・購入後すぐに状態を確認し、問題があれば即対応する
また、TEMUでは「初回購入保証」など返金制度が強化されている時期もあるため、定期的に最新のポリシーを確認するのも有効です。
まとめ:冷静かつ証拠重視での対応がカギ
TEMUで不良品を購入してしまった場合、返金対応には証拠が命です。拒否された場合も、追加証拠やサポートへの再申請、決済手段の救済策を活用することで解決の道は開けます。焦らず、冷静に、そして明確な証拠で対応することが成功への近道です。