駐車場などで車のドアが隣の車にぶつかってしまう「ドアパンチ」は、たとえ軽微な傷でも器物損壊や当て逃げとして扱われる可能性があります。加害者として後日自首した場合、どのような対応があるのか、警察や被害者との連絡の流れや注意点について詳しく解説します。
ドアパンチで自首したときの基本的な流れ
まず、ドアパンチをしたことに気づいたがその場で対応できなかった、あるいは気づかずに後から判明した場合など、後日自首するケースもあります。自首は最寄りの警察署や交番で行うことができ、日時や場所、相手車両の特徴などを正確に申告することが重要です。
自首した内容が正確であれば、警察は防犯カメラなどを元に所有者を特定し、連絡・対応に入ります。現場の映像や目撃情報があれば、特定が早まることもあります。
自首後に警察から連絡が来るまでの日数
一般的に、警察が調査を進めてから連絡が入るまでには数日から数週間程度かかることがあります。これは、被害者がすぐに警察に届け出をしていない場合や、防犯カメラ映像の確認に時間を要する場合があるからです。
加害者側が自首していても、警察内部で照合や確認が取れ次第でなければ、具体的な対応や連絡には移れないことがほとんどです。
被害者から直接連絡が来ることはあるのか？
基本的に、被害者と加害者が直接やり取りすることは避けられる傾向にあります。プライバシー保護やトラブル防止のため、警察を通じて連絡が行われるのが通常です。
ただし、事故当日の連絡先交換やメモの残し方によっては、被害者が直接連絡をしてくることもないとは言い切れません。警察に相談しながら冷静に対応しましょう。
自首する際に伝えておくべきポイント
ドアパンチで自首する場合は、次のような情報を明確に伝えることが大切です。
- 事故が起きた日時・場所
- 自車と相手車両の特徴（色、車種、ナンバーなど）
- 事故状況の説明（どの程度の接触か）
- 現場写真があれば提出
この情報がしっかりしていれば、警察もスムーズに被害者側へ連絡できます。
連絡が来ない場合の対処法
自首してから一定期間経っても連絡がない場合、再度警察に進捗を確認するのは問題ありません。ただし、調査に時間がかかっているだけであれば焦らず待つのも選択肢のひとつです。
一方で、心配だからといって独自に相手車両を探したり、現場に戻って連絡先を探すような行動は避けましょう。かえって問題になる可能性があります。
まとめ：自首後は誠実な姿勢で警察の指示を待つことが大切
ドアパンチのような接触事故でも、自首することで誠意を示すことは大きな意味があります。自首後の流れでは、警察が被害者と連絡を取ってから折り返し加害者に連絡が来るケースが一般的です。日数には差がありますが、焦らず冷静に待ち、警察からの連絡があった際は誠実に対応することが最善です。
自責の念や不安に駆られて自己判断せず、必要に応じて警察や弁護士に相談しましょう。