交通事故後の通院で「話を聞くだけ」「改善見込みなし」で保険会社から治療打ち切りを告げられると、納得がいかずモヤモヤしてしまいますよね。慰謝料や後遺障害認定に向けて、何ができるのかを整理してみましょう。
なぜ治療打ち切りになるのか
保険会社が治療を打ち切る判断は、「症状固定」という医学的な節目に基づくためです。
これは医学的に現状維持とされる状態を指し、通院継続の合理性が薄れると判断された場合に起こります。
通院を継続したい場合の選択肢
- セカンドオピニオンを受ける
整形外科でMRIや専門的検査を受け、打ち切りに異議を申し立てる根拠を得ましょう。
- 後遺障害診断を依頼
主治医に症状固定後の後遺障害認定を申請してもらい、保険会社に提出することで再評価の機会になります。
- 保険会社と話し合う
医師の紹介状やセカンドオピニオン結果を添えて、「通院を続けたい」の意向を伝えましょう。
紹介状を出してもらった前医の活用方法
最初の病院の医師に後遺障害診断書の記載や意見書の作成を依頼できるか相談してみましょう。
病院間で連携できれば、前医の意見も補強材料になります。
症例別の具体的な流れ
たとえば首の痛みが続いている場合、整形外科で画像検査と神経学的評価を受けることで、後遺障害12級程度が認定されるケースも。
このように医学的根拠を揃えると、保険会社への説得材料になります。
まとめ
治療打ち切りで不安になる前に、できる対策を整理して準備しましょう。
セカンドオピニオン・後遺障害診断・主治医の意見書などを揃え、保険会社と粘り強く交渉することで、通院継続や慰謝料・後遺障害等級の獲得に前進できます。