追突事故で100対0の場合に請求できる損害と賠償の進め方|移動手段や通話料もカバーできる?

追突事故で100対0と過失が確定した場合、被害者には幅広い損害賠償請求の権利があります。修理費用だけでなく、代替交通費や通話料なども補償対象となるケースがあります。損をしないための正しい請求方法と対処法を紹介します。

100対0の事故とは?加害者が全責任を負うケース

追突事故では基本的に後方車に全面的な過失があると判断されやすく、「100対0」は被害者に過失が全くない状態を指します。

この場合、相手の任意保険会社が損害の全額を補償するのが原則です。

賠償請求できる主な損害項目

  • 修理費・レッカー代
  • 代車費用や公共交通機関の利用費
  • 治療費・通院交通費
  • 慰謝料
  • 休業損害
  • 電話代や書類作成費などの雑費

特に通話料や交通費などの細かい費用も、領収書や通話履歴があれば請求できる可能性があります。

移動手段がなく困っている場合の対応

事故車が使用不可である間は、代車(レンタカー)を加害者側保険会社に手配してもらうことが一般的です。

通勤や通学などで必要性が認められれば、タクシー代・電車賃の実費精算も可能です。事前に保険会社へ相談しましょう。

通話料やその他の雑費を請求する方法

携帯電話の明細で該当する通話日時・時間を提示できれば、保険会社に説明の上で請求できます。請求先は加害者側の保険会社です。

ただし、常識的な範囲(数千円程度)でなければ通らないケースもあるため、詳細に記録し「事故対応のためである」ことを強調してください。

相手により多くの賠償をしてもらうためのコツ

  • 損害を証明する資料を集める

    修理見積書、通話明細、交通費の領収書などを準備。

  • 保険会社と冷静に交渉

    感情的にならず、損害の正当性を資料で伝えましょう。

  • 弁護士特約の活用

    弁護士費用がかからず、損害賠償請求がスムーズになります。

実際の事例:数千円の通話料も補償されたケース

事故後、相手の保険会社や修理工場などに30件以上電話をかけた方が、通話明細を提出して約2,400円の補償を受けた事例があります。小額でも対応は可能です。

まとめ|細かな損害も「証拠」があれば通る

100対0の事故では、原則としてすべての損害が相手の負担です。移動費、通話料、時間的損失なども正確に記録し、保険会社にしっかり請求しましょう。

少額だからとあきらめず、適切な補償を受けるためにも「証拠」と「冷静な交渉」が重要です。

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