エステサロンや脱毛サロンとの契約は、一定の条件を満たせば「クーリングオフ」によってキャンセルが可能です。ラココの全身脱毛を契約後、冷静に考えてやめたいと思った場合も、書面（ハガキなど）による通知で契約を解除できます。この記事では、クーリングオフの具体的な手順やはがきの正しい書き方について詳しく説明します。
クーリングオフとは？ラココで適用される条件
クーリングオフとは、契約してから一定期間内（原則8日以内）であれば、理由を問わず契約を無効にできる制度です。エステ契約などは「特定商取引法」によって規定されており、以下の条件を満たす場合に有効です。
- 契約書面を交付された日から8日以内であること
- 契約金額が5万円を超えていること
- 契約が店舗で行われたこと
ラココの全身脱毛契約はこれらの条件に該当するため、書面交付日を起算日として8日以内であればクーリングオフが可能です。
クーリングオフ通知の準備と送り方
通知は「ハガキ」や「内容証明郵便」で送るのが基本です。簡易的にはがきで送る方法でも法的効力がありますが、必ずコピーを取り、「特定記録」または「簡易書留」で郵送しましょう。
送付先：契約書に記載されている販売会社の「住所」と「会社名」宛てに送るのが原則です。店舗ではなく、本社などが記載されている場合もあるので注意してください。
はがきに書く内容の例文（丸写しOK）
宛先：株式会社ラココ
住所：契約書記載の販売業者住所
本文例。
「令和○年○月○日に、貴社（またはラココ○○店）と締結した全身脱毛コースの契約をクーリングオフします。既に登録された内容がある場合はすべて無効としてください。」
差出人：
氏名：○○○○
住所：○○県○○市○○○○
電話番号：090-XXXX-XXXX
裏面に記載し、はがきの表には会社の宛先、裏には自身の名前とメッセージを明記しましょう。
送付後の対応と確認方法
送付後は控え（コピー）を保管し、配達証明や特定記録の追跡番号も保存しておきます。数日以内に店舗や本部から何らかの連絡があることが多いですが、連絡がない場合も通知を送った時点でクーリングオフは成立します。
口座情報の登録前でも、書面でのクーリングオフが有効であれば支払い義務はありません。すでに支払い済みの場合は全額返金されるのが原則です。
トラブル時の相談窓口
もし店舗側の対応が遅い、もしくは拒否されるような場合は、消費生活センターや消費者庁へ相談しましょう。
また、弁護士を通して正式な通知を行うことも可能です（特に契約金額が高額な場合）。
まとめ
ラココなど脱毛サロンの契約後でも、8日以内であればクーリングオフが可能です。はがきに必要な内容を記入し、「特定記録」や「簡易書留」で送付すれば問題ありません。
不安を感じた時点ですぐに行動を起こすことが大切です。焦らず、正しい手順で進めましょう。