美容医療のチケット購入やサブスクサービスとして利用される「キレイパス(KIREIPASS)」ですが、クレジットカード明細に「KIREIPASS」と「キレイパスオンライン」といった異なる名義で同額の請求が記載されている場合、二重請求ではないかと心配になることがあります。この記事では、こうした請求の仕組みや考えられる原因、そして対処法について解説します。
「KIREIPASS」と「キレイパスオンライン」は別物なのか?
まず確認しておきたいのは、どちらの表記も同じキレイパスの提供元であるGREEグループ(GREEライフスタイル株式会社)による請求である可能性が高いということです。表記が違うのは、利用されたサービスや課金ルート(アプリ経由かWeb経由か)によって明細上の名称が変わることがあるためです。
たとえば、アプリ版で購入した際には「KIREIPASS」、Webサイトから決済した場合は「キレイパスオンライン」と表示されることがあります。
実際の事例:2つの明細が同日に表示されたケース
ある利用者のクレジットカード明細には、以下のように2件の19,800円の請求が記載されていました。
日付 | 請求名義 | 金額 |
---|---|---|
2024/03/15 | KIREIPASS | ¥19,800 |
2024/03/15 | キレイパスオンライン | ¥19,800 |
このような場合、一方が本体のサービス利用料でもう一方がオプション購入や別プランの自動更新であることがあります。ただし、同日で同額であれば誤って二重に課金された可能性もゼロではありません。
よくある原因①:決済ルートの違い
アプリで購入した場合はApp StoreやGoogle Playを経由することがあり、Webサイトから直接購入した場合とは決済元が異なるため、明細の記載に違いが出ることがあります。
特にクーポン購入や定期課金のプラン変更を行った直後に、異なる決済経路で料金が発生していると、二重に課金されているように見えるケースがあります。
よくある原因②:過去の決済が遅れて表示される
カード会社の処理の都合により、1ヶ月以上前の決済が遅れてまとめて表示される場合もあります。キレイパスでの予約や決済は即時反映されないこともあるため、「直近の利用しか覚えがない」という方でも、実は以前の取引分が重なって請求されたというケースも見られます。
そのため、明細の日付だけで判断せず、キレイパスのマイページで過去の購入履歴を確認してみることが重要です。
重複請求の疑いがある場合の対処法
もし「同日に同額が2件あり、1件は明らかに心当たりがない」という場合は、以下の対応をとることをおすすめします。
- キレイパス公式サイトのお問い合わせフォームから確認依頼を出す
- クレジットカード会社へ「二重請求の疑い」として調査依頼を出す
- スクリーンショットや購入履歴を記録しておく
また、AppleやGoogle経由で課金した場合は、各プラットフォームでの返金申請も視野に入れるとよいでしょう。
利用者としてできる予防策
今後の混乱を防ぐためにも、購入時は以下の点を意識すると安心です。
- アプリとWebで同じプランを重複して契約しない
- 決済完了画面をスクリーンショットで残しておく
- マイページで定期課金プランや購入履歴を定期的に確認する
「自分のうっかり」で気づかないうちに二重契約になっていたという例も少なくありません。
まとめ:表記が違っても一つのサービスの可能性が高い
「KIREIPASS」と「キレイパスオンライン」の二重請求のように見えるケースは、同じキレイパスの利用でも決済経路や処理のタイミングによって表記が異なっているだけの場合が多いです。しかし、まれに本当の二重請求であることもあるため、少しでも疑問を持ったら、早めに問い合わせることが重要です。
安心してサービスを利用するためにも、日ごろから決済履歴の確認と契約内容の整理を心がけましょう。