バイクで追突された後にやるべき対応とは?被害が軽微でも見落とさないためのチェックポイント

追突事故に遭った際、たとえ目立った外傷や故障が見られなくても、後からトラブルや不具合が発覚するケースは少なくありません。特にバイクは構造が繊細で、ちょっとした衝撃でも走行や安全に影響を及ぼすことがあります。この記事では、バイクで追突された後に取るべき対応やチェックすべきポイントについて、実例を交えながら詳しく解説します。

事故直後にすべき初期対応の重要性

事故直後には警察への通報、加害者との連絡先交換、事故証明の取得などが基本ですが、それに加えて事故現場の写真を撮っておくことも大切です。これは後日、相手方の保険会社との交渉や修理の証明材料として役立ちます。

また、表面上問題がないように見える車体でも、ホイールやフレームに歪みが生じている可能性があるため、その場で“問題なし”と判断しないことが重要です。

一見無傷でも専門家による点検は必須

バイクは繊細な機械であり、フレーム、リアアーム、ホイール、チェーンラインなど見た目だけでは判断できない部位にダメージを受けていることがあります。こうした部分は、バイク専門の整備士でないと見抜くのは困難です。

例:あるライダーは事故後に走行してみたところ、直進時にハンドルが微妙にぶれることに気づき、点検を受けた結果、リアホイールに軽度の歪みが発覚。修理費は約6万円でしたが、相手の保険会社が全額負担しました。

修理・点検費用は保険でカバーされる?

相手の過失が明らかな追突事故であれば、基本的に相手方の任意保険で点検・修理費用が全額カバーされます。点検費用だけでも保険請求は可能であり、事前に保険会社へ点検予定を伝えておけばスムーズに進みます。

ただし、保険会社によっては見積もりの提出を求められることもあるため、事前に修理工場で簡易見積もりを取っておくと良いでしょう。

修理に出す際の注意点と依頼の仕方

修理に出す際は、相手の保険会社が対応可能な修理工場かどうかも確認しましょう。信頼できるショップがある場合は、そこに直接依頼し「事故による点検」と明記することが大切です。保険会社によっては提携工場を勧められることもありますが、自分で選んだ工場を使う権利があります

また、代車が必要な場合も保険でカバーされる可能性があるため、遠慮せずに確認しましょう。

まとめ:後から後悔しないために“万全な確認”を

追突事故のように相手の過失が明確なケースでも、被害者側が十分な確認と対応をしなければ、本来受け取れるはずの補償が受けられないことがあります。事故直後は動揺しがちですが、一見無傷でも必ずプロにバイクの点検を依頼することをおすすめします。安全を守るためにも、見えない損傷を見逃さない行動を心がけましょう。

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