旅行先や物産展などで巣蜜や健康食品を購入した後に、なぜか詐欺や営業の電話が増えたという声が少なくありません。特に会員登録や割引サービスと引き換えに個人情報を入力した場合、その情報が悪用された可能性も否定できません。本記事では、個人情報が流出した可能性の見分け方と、今すぐできる具体的な対処法をわかりやすくご紹介します。
個人情報はどこから漏れるのか?
会員登録やプレゼント応募、割引サービスなどの際に入力した名前・住所・電話番号は、企業の管理体制次第で外部に漏洩するリスクがあります。
例えば、巣蜜などの健康関連商品を扱う販売店が、悪質な業者と顧客情報を「共有」しているケースも報告されています。中には、あらかじめ電話営業のために情報を収集することを目的とした店舗すら存在します。
電話が急増したらまず確認したいこと
- どこで・どのような形で個人情報を提供したかを明確にする
- 該当店舗や会社のプライバシーポリシーを確認
- 消費者庁や国民生活センターの相談事例と照合
また、購入後すぐに営業電話がかかってきた場合、情報が当該業者から流出した可能性が高いと判断できます。
情報漏洩元に問い合わせるには
連絡先がわかっている場合は、販売元に直接問い合わせましょう。その際は、以下のポイントを押さえます。
- 購入日・購入商品・登録した情報(氏名・電話番号など)を伝える
- 「第三者への情報提供があったのか」について明確に質問
- プライバシーポリシー違反の可能性がある旨を指摘
記録を残すために、メールまたは書面での問い合わせが推奨されます。
しつこい勧誘・詐欺電話の対処法
すでに電話が複数件届いている場合、以下の方法で対処できます。
- 着信拒否機能(スマホや固定電話に搭載)を活用
- 警察庁のサイバー犯罪相談窓口に相談
- 迷惑電話番号の情報共有サイト(例:jpnumber、電話帳ナビ)で番号を確認
- SMSや電話内でのリンクや案内は絶対にクリックしない
また、必要であれば「電話番号変更」も検討すべきです。
法律・制度を使った対応も視野に
悪質な情報提供が明らかな場合、「個人情報保護法」違反の可能性があります。この場合、以下の窓口が利用可能です。
- 個人情報保護委員会への通報
- 都道府県の消費生活センターへの相談
- 弁護士による法的措置(損害賠償請求など)
相談時には、勧誘内容・頻度・録音・着信履歴などを整理しておくとスムーズです。
まとめ:自分の情報は自分で守る時代
割引やキャンペーンの裏に隠れた「個人情報の収集・販売」によるトラブルは、今や珍しくありません。怪しい勧誘や詐欺電話が増えたと感じたら、まずは提供元を疑い、適切な機関に相談しましょう。
情報漏洩に気づいたら泣き寝入りせず、記録を取り、冷静に対応することが大切です。これからは「何を入力するか」だけでなく、「どこに入力するか」にも注意を払いましょう。