最近、findsndlocという見慣れないサービスから初回150円の請求後、24時間を過ぎたタイミングで月額5500円が自動で引き落とされたという相談が増えています。このような事例は一種のサブスクリプション詐欺(または悪質な試用契約)に該当する可能性があり、気づかずに継続課金されるケースもあります。今回は、その対処方法と防止策について解説します。
findsndlocとは?正体不明の請求の仕組み
findsndlocは、一見すると位置情報追跡サービスのような名目で小額課金を行い、24時間後に自動で月額課金がスタートするサイトです。ユーザーが無料トライアルだと思って利用開始すると、実は契約が成立しているという巧妙な仕組みです。
このようなサイトは、利用規約の末尾に「24時間後に自動課金される」旨が記載されている場合が多く、気づかずに同意してしまう利用者が多数います。
カード停止だけでは不十分な理由
多くの方が最初に行うのが「カードの利用停止」ですが、引き落とし元が契約ベースであれば、新しいカードにも自動で課金が引き継がれる可能性があります。特にVISAやMastercardのようなグローバルブランドは、加盟店に自動的に更新されたカード情報を提供するシステムを採用しています。
したがって、契約自体を「停止・解約」することが根本的な解決になります。
課金を停止するための具体的なステップ
以下の手順でfindsndlocからの課金を停止できる可能性があります。
- 利用明細からfindsndlocの公式サイトURLまたはメールアドレスを探す
- 公式サイトで「ログイン」→「キャンセル(Cancel)」や「Subscription」ページを探す
- カスタマーサポートに英語でキャンセル申請を出す(例:「I want to cancel my subscription.」)
- 英語での対応が困難な場合、Google翻訳等を活用
キャンセルできた旨の確認メールを必ず保存しておきましょう。これが後にカード会社へ異議申立てをする際の証拠となります。
カード会社への異議申立てで返金を求める
利用停止手続き後、カード会社に異議申立て(チャージバック)を依頼することができます。契約の明確性やサイトの不透明性を説明し、「本人の意思に反して継続課金された」と主張してください。
カード会社によっては「返金対象外」とされることもありますが、申し立ての記録を残すことは非常に重要です。
国民生活センターや海外消費者窓口への相談
返金やキャンセル対応が難航する場合は、国民生活センター(電話:188)に相談しましょう。また、相手先が海外サイトである場合は、越境消費者センター(CCJ)に報告すると対応してくれる場合があります。
具体的な事例を添えて相談することで、より適切なアドバイスを受けることが可能です。
同様の詐欺を防ぐためにできること
このような事例を防ぐためには以下の習慣が有効です。
- クレジットカードの明細を毎月確認する
- 無料トライアルの登録時は規約を最後まで読む
- 海外サイトにはデビットカードではなくプリペイドカードを使用する
- 利用後すぐに自動課金の有無を確認する
特に「24時間限定」「今すぐ確認」などの誘導文言には注意が必要です。
まとめ:findsndlocの不明課金は早めの対応がカギ
findsndlocのような不透明な請求に悩まされている方は少なくありません。カードを止めるだけで安心せず、必ず契約そのものを解約し、異議申立てを行いましょう。
こうしたトラブルは放置すると数カ月後に再請求される可能性もあるため、早めの対処が重要です。今後は同様の被害を防ぐためにも、登録時には細かな規約確認とリスク管理を心がけてください。