運転中に「今の行動、大丈夫だったかな?」と不安になることは誰しも経験があるでしょう。とくに警察官が近くにいた場面では、些細なミスでも「後から何か言われるのでは?」と気になるものです。本記事では、信号無視やウインカーの出し忘れといった交通違反があった場合に、警察から後日連絡が来るのか、またその対応の仕組みについて詳しく解説します。
信号無視の定義と違反の扱い
信号無視とは、赤信号での進行や黄色信号での不適切な進行などが含まれます。青信号が点滅し始めたタイミングで交差点に進入し、結果的に交差点内で信号が赤になった場合もケースバイケースで判断されます。
ただし、明確な「赤信号進行」は公安委員会の交通規則違反として取り締まり対象になり、反則金と違反点数が科されます。
ウインカー(方向指示器)の出し忘れも違反になる
交差点を右左折する際のウインカーの出し忘れは「合図不履行」として道路交通法違反に該当します。基本的には右左折の3秒前、または進路変更の30メートル手前での合図が必要です。
警察に見つかれば指導・警告・反則切符の対象になる可能性があります。ただし「現認」(現場で警察官が確認すること)が前提です。
警察官が見ていた=必ず検挙されるわけではない
今回のようにパトカーが事故処理で忙しかった場合、その場で声をかけられない限り、違反行為の把握や記録はされていないケースが多いです。
また、現行犯でない限り、特定や立証が困難なため、軽微な違反について後日取り締まりが行われることはほとんどありません。
後日連絡が来るケースとは?
ただし例外として、以下のようなケースでは後から警察から連絡が来る可能性があります。
- ドライブレコーダーの証拠提供(被害者側からの通報)
- 重大事故に発展した場合の調査
- ナンバーなどで個人が明確に特定されている場合
それでも、軽微な信号無視やウインカーの出し忘れが原因で、何の事故も起きていない場合、わざわざ連絡が来ることは稀です。
「心配しすぎ」への対応と心構え
万が一、ウインカーが出ていなかったり、信号のタイミングがグレーだった場合でも、「事故も起きておらず、警察から何も言われていない」のであれば、過度に不安になる必要はありません。
今後の運転に気をつけるという心がけが最も重要です。今回のように気になったときは、ドライブレコーダーの映像を確認したり、同乗者に確認することで安心感が得られるかもしれません。
まとめ:日々の安全運転が最善の対策
運転中のちょっとした不安は、交通ルールを守ろうとする意識の表れです。しかし、警察は原則として現行犯での取締りを重視しており、軽微な違反で後から連絡が来ることは非常にまれです。
心配しすぎず、今後は「ウインカーの確認」「信号の慎重な判断」を意識することで、より安全な運転が実現できます。今回の経験を活かして、今後の運転に自信を持ちましょう。