近年、NTTや大手サービス名を騙った詐欺の手口が急増しています。特に「Google Oneの未納料金」や「長期間の未払いによる違約金請求」など、高額な金額を突きつけて心理的に不安を煽るケースが多発しています。この記事では、そのような詐欺の特徴や対処方法を詳しく解説します。
Google Oneとは?基本をおさらい
Google Oneは、Googleが提供するクラウドストレージサービスで、月額課金でストレージ容量を拡張できる仕組みです。プランの支払いは基本的にGoogleアカウントに登録したクレジットカードで自動処理され、未納状態が12ヶ月も続くことはまずありません。
また、正規のGoogleからの請求は、メールやアカウント画面で明示されるため、見落とすことは考えにくいです。
「NTTを名乗る相手」からの連絡は詐欺の可能性大
Google OneはGoogleのサービスであり、NTTとは一切関係がありません。そのため、NTTを名乗る相手がGoogleの未納について連絡してくる時点で、極めて不自然です。
このようなケースでは、詐欺グループが大手企業を名乗ることで信用させ、個人情報や金銭をだまし取ろうとする意図があります。
よくある詐欺の特徴と手口
- 正規企業を装ったSMSや電話連絡
- 「未納」「違約金」「強制解約」といった不安を煽る言葉
- 即時の支払いを要求(コンビニ支払い・プリペイドカード等)
- 個人情報(氏名・口座番号・暗証番号など)を聞き出す
これらに該当する場合は、詐欺を強く疑いましょう。
対応方法:無視・通報・相談の3ステップ
詐欺と思われる連絡を受けた場合、以下のように対処しましょう。
- 一切相手にせず無視する:応答・返信・支払いは絶対にしない
- 各種機関へ通報する:消費者庁・警察庁(サイバー犯罪対策)に通報
- 不安なら専門窓口に相談する:消費生活センター(188)に電話相談可能
また、万が一個人情報を提供してしまった場合は、速やかにクレジットカード会社や銀行に連絡して対応を依頼してください。
スマホやアカウントの不正利用もチェック
念のため、自分のGoogleアカウントにログインし、「Google One」の契約状況を確認しておくと安心です。以下のURLにアクセスしてください:https://one.google.com/settings
また、Googleアカウントのアクティビティ確認や、不審なログイン履歴のチェックも重要です。不正利用の疑いがある場合は、すぐにパスワードを変更しましょう。
まとめ:落ち着いて対応し、正しい情報を確認しよう
突然届く高額請求や「○○が未納です」といった通知は、詐欺である可能性が高いです。大手企業を名乗っていても鵜呑みにせず、公式サイトや信頼できる窓口で確認することが最も重要です。
怪しいと感じたら一人で悩まず、必ず専門機関や周囲の人に相談しましょう。