海外旅行や生活費のために、一度は消費者金融への申し込みを検討する大学生も少なくありません。しかし、申し込んだあとに事情が変わり「やっぱり借りるのをやめたい」となったとき、どのような対応が必要なのでしょうか?今回は、実際の申し込み後に借り入れを取りやめるケースについて詳しく解説します。
申し込みだけでは借金にならない
まず安心してほしいのは、消費者金融に申し込んだだけでは契約は成立していないという点です。契約は、金融機関が審査を通し、本人が同意し、最終的に借入実行(お金を受け取る)をして初めて成立します。
つまり、申し込んだあとでキャンセルの意思を示せば、借金としての義務は発生しません。
申し込み後に借りないと決めたらどうする?
申し込み後に「借りない」と決めたら、以下の対応をとりましょう。
- 申し込み先からの電話に出て「キャンセルします」と伝える
- メールやWeb画面があればそこから辞退を連絡する
- 本人確認や契約書サインを求められる前に明確に断る
借り入れ意思がないことを早めに伝えることで、電話やメールの連絡も減少します。
キャンセル後の電話や郵送物が不安な場合
金融機関は申請情報に基づいて、申込者に電話連絡を入れることがあります。これは確認のためであり、脅しや取り立てではないので、冷静に対応しましょう。
不在時にかかってきた場合は、折り返し「申し込みを取り消したい」旨を伝えるだけで大丈夫です。すでにキャンセル済みであれば、それ以降の連絡も止まります。
信用情報に影響はある?
申込情報は、信用情報機関(CICなど)に「申し込み記録」として一時的に残りますが、実際に借りなければブラックリストにはなりません。
申込み履歴は6ヶ月で消えますし、1〜2件程度であれば後々のローンやクレジットカード審査に大きな影響を与えることもありません。
学生が安易に借り入れを考える前に
大学生が旅行や遊びのために消費者金融を利用することは、基本的におすすめできません。利息が高く、返済が遅れれば延滞金も発生するため、社会人になってからの信用に影響することも。
家族の支援や奨学金、バイト収入など他の方法で計画を立てるほうが健全です。
まとめ:キャンセルは簡単、冷静に対応を
消費者金融に申し込んだけれど借りる必要がなくなった場合、早めに連絡してキャンセルの意思を示すだけで問題ありません。借入実行がない限り、契約は成立しておらず、金銭的義務も発生しません。
一度申し込んだことを悩みすぎず、正しく対応すれば大丈夫です。今後は、お金の使い方についても計画性を持って考える力を養っていきましょう。