交通事故で休業を余儀なくされた場合、相手方の保険会社に提出する「休業損害証明書」は非常に重要な書類です。特に、社保なしのパート勤務である場合、自分から動かないと手続きがスムーズに進まないことも多々あります。今回は、ダイソーでパート勤務されている方が休業損害証明書を取得するための具体的な手順や連絡先について、実例を交えて解説します。
休業損害証明書とは?何のために必要なのか
休業損害証明書は、交通事故などで仕事を休まざるを得なかった期間の「所得損失」を証明するための書類です。保険会社はこの書類に基づいて、被害者に対し休業補償を支払います。
証明書の内容には、雇用形態(正社員・パート・アルバイトなど)、勤務日数・時間、月収や休業日数が含まれます。ダイソーのような大手チェーンでも、各店舗では発行できず、通常は本社の人事・総務部門で対応します。
ダイソー勤務者が最初に取るべきアクション
まず、事故に関する詳細とともに相手の保険会社から「休業損害証明書」のフォーマットを受け取りましょう。これは保険会社が指定する書式で提出するのが一般的です。
次に、その書類を持って店舗責任者(店長)に相談し、「この用紙を本社に送って証明書を記入・発行してほしい」と依頼します。
店長が不明な場合は、「株式会社大創産業」本社の人事総務部に直接書類を郵送またはFAXする方法もあります。
ダイソー本社への連絡方法と問い合わせのコツ
ダイソーの代表番号(082-420-0100)では、問い合わせ先のガイダンスが自動音声になっているため、以下のような手順を意識してください。
- 営業時間内(平日9:00〜17:00)に電話
- 「人事」「パート勤務」などのキーワードを選択
- オペレーターにつながらない場合は、店長に代わりに問い合わせてもらう
または、ダイソーの公式ウェブサイトの「お問い合わせフォーム」から、「交通事故に伴う休業損害証明について」と記載して送ることも有効です。
記載してもらう内容と注意点
休業損害証明書に記載するのは主に以下の内容です。
- 勤務開始日・雇用形態
- 月あたりの平均出勤日数
- 直近3ヶ月の給与額
- 実際に休んだ日数とその期間
特に「実際に休んだ日数」はご自身でしっかり把握しておく必要があります。保険金請求の際の根拠になるため、ズレがあると再提出を求められることもあります。
社保なしパートでも補償は受けられる
「社会保険に加入していないから補償がもらえないのでは?」という不安は不要です。休業損害の補償は雇用形態に関係なく、実際に収入があった期間に対して適用されるため、社保なしのパートでも対象になります。
証明が取れない場合、通帳の入金記録や給与明細でも補完できるので、万が一ダイソー側の対応が遅れる場合は、そういった資料も揃えておきましょう。
まとめ:店舗で止まらず「本社」に繋げるのが鍵
ダイソーのパート勤務者が休業損害証明書を取得するには、店長経由で本社の人事・総務部門に手続きを依頼するのがスムーズです。電話がつながらない場合は、お問い合わせフォームやFAXの活用もおすすめです。
焦らず、事故後の権利をきちんと行使することが、安心と回復への第一歩になります。