信号待ち中のバイクが追突された場合、過失割合は基本的に0:10となります。しかし、加害者側の対応次第では被害者が泣き寝入りするケースも。この記事では、交通事故の被害者が正当な補償を最大限に受け取るためのステップとポイントを詳しく解説します。
まずは事故直後の対応が重要
事故直後は動揺してしまいがちですが、適切な対応を取ることで後の補償交渉が有利になります。以下の点を必ず押さえましょう。
- 警察を呼んで事故証明を取る
- 相手の氏名・住所・保険会社を確認
- スマホで現場や車両の写真を撮影
これらの証拠が、後に過失割合や損害の証明で重要になります。
加害者側の態度が悪いときの対処法
加害者が謝罪をしない、保険対応を渋る、威圧的な態度を取る場合でも、感情的にならず冷静に対応しましょう。やるべきことは以下の通りです。
- すべてのやりとりを録音・記録
- 第三者(家族や弁護士)を交渉に同席
- 保険会社を通じた交渉に徹する
相手と直接の交渉を避け、プロの視点で進めることがトラブル防止につながります。
補償で損をしないための3つの請求項目
被害者が受け取れる補償には複数の項目があります。以下のような点に注目しましょう。
- 物損:バイクやヘルメット、スマホなど壊れた物の修理・買替代金
- 人身:治療費・通院慰謝料・休業損害など
- 後遺障害:後遺症が残った場合の等級認定による賠償
保険会社は最低限の提示しかしない場合もあるため、自分で請求すべき項目を把握することが重要です。
弁護士に相談するメリットとは
「ガッツリ取りたい」と考えるなら、弁護士費用特約のある保険を利用するのがベストです。多くの場合、費用は実質0円で、示談金額が大きく変わります。
特に通院慰謝料や後遺障害の認定では弁護士が入ることで数倍になるケースも珍しくありません。
加害者側の保険会社に押し切られないために
保険会社は迅速な示談成立を目指す傾向があります。しかし、焦ってサインしてしまうと正当な賠償を受け取れないことも。
例えば、「治療はもう十分ですよね?」と早期に打ち切られることもあるので、医師の診断と治療継続の意思を明確に伝えることが必要です。
まとめ:事故で損をしないために「知識」と「冷静さ」を
信号待ちでの追突事故は被害者の過失がゼロになる典型例ですが、補償の額や対応で損をしないためには、冷静な対応と知識が必要不可欠です。弁護士相談や記録保存、保険特約の活用で、自分の正当な権利を守りましょう。