海外からの迷惑電話で通話料が発生するケースとは?留守電や着信への正しい対応法

近年、海外からの不審な着信が増えており、「+」で始まる番号から電話がかかってくるケースが多発しています。特に通話料の負担について不安に思う方も多く、誤って出てしまったり、留守番電話に切り替わった際に料金が発生するのではと心配されがちです。本記事では、海外からの迷惑電話と通話料の関係について、具体的にわかりやすく解説します。

海外からの着信で通話料は誰が負担するのか

基本的に、日本国内で受けた海外からの電話に関しては、着信者には通話料は発生しません。国際電話の料金は発信者負担が原則であり、受信者は料金を支払う必要はありません。

ただし、特殊な国際電話サービスや詐欺的な仕組みで、折り返しを促して高額通話料を請求する手口も存在するため注意が必要です。

留守電になった場合は通話料がかかるのか?

留守番電話に切り替わっただけであれば、通話料は発生しません。なぜなら、受話器を取って通話が成立しない限り、通話課金が始まらない仕組みになっているからです。

発信者がメッセージを残す場合でも、その録音データは通信事業者側で管理されており、着信者側に課金がかかることはありません。

注意すべき「折り返し」による課金リスク

一番注意が必要なのは、着信に対して折り返し電話をしてしまうことです。
この場合、あなたが発信者となるため、高額な国際通話料金が発生する可能性があります。

実例として、アフリカやカリブ海地域の一部の国番号(+252, +960, +675など)を悪用した「ワンギリ詐欺」では、折り返した瞬間に高額課金されるケースも報告されています。

スマホでの対策方法:着信拒否・通話録音アプリなど

iPhoneやAndroidでは、迷惑電話をブロックする機能や、着信時に警告を表示するアプリ(例:Whoscall、Truecaller)を活用することで、被害を未然に防ぐことができます。

また、スマートフォンの設定で「非通知・海外番号の着信を拒否」にする方法もおすすめです。これにより、そもそも電話が鳴らないようにできます。

迷惑電話が継続する場合の相談先

頻繁に海外番号からの着信がある場合は、総務省や各キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク等)のカスタマーセンターに相談するのがよいでしょう。

また、被害が懸念される場合は「消費者ホットライン:188」へ連絡し、専門の担当者に対応を仰ぐことも可能です。

まとめ:留守電は安心、でも折り返しは絶対NG

海外からの迷惑電話に対しては、留守電にしても通話料はかからないため、焦らず対応することが大切です。一方で、折り返し電話には慎重を期し、番号をよく確認して不用意な発信は避けましょう。

被害を未然に防ぐためにも、スマホの着信設定やアプリによるフィルタリング、通信キャリアへの相談など、できる限りの対策を取ることをおすすめします。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール