「利用停止ギリギリで支払っているけど大丈夫？」「家賃を2週間遅れても信用情報には載らない？」日常の支払いが遅れがちな方にとって、自分の信用情報にどんな影響があるのかは気になる問題です。この記事では、ケータイ料金や家賃の遅延が信用情報に与える影響や、信用を守るための対策を詳しく解説します。
信用情報とは？影響を受けるのはどんなとき？
信用情報とは、ローンやクレジットカードの申込みや支払い履歴、延滞の有無などが記録される個人の信用記録です。国内ではCIC、JICC、全国銀行個人信用情報センターといった信用情報機関が管理しています。
信用情報にネガティブな情報（いわゆる「ブラックリスト」）が登録されると、ローン審査やクレジットカードの申込みに影響が出る可能性があります。
ケータイ料金の遅延は信用情報に載る？
スマホ料金の中でも、特に注意が必要なのは「端末代金を分割払いしている場合」です。この支払いは「割賦販売契約」として扱われ、信用情報に記録されます。支払期限から61日以上の延滞があると「延滞情報（異動情報）」として登録される可能性があります。
一方で、通信料金（通話料・パケット代など）だけの遅れで、かつ端末代が完済済みであれば、信用情報に直接影響は出ないケースもあります。ただし、通信会社内部の信用評価には残ることがあるため、将来的な契約に支障が出る場合があります。
家賃の支払い遅れは信用情報に影響する？
基本的に、個人の家賃支払いは信用情報機関には登録されません。ただし、家賃保証会社を利用している場合は注意が必要です。保証会社は信用情報機関と提携しているケースがあり、2カ月以上の滞納があると信用情報に登録される可能性があります。
また、大家さんや管理会社に「常習的に遅れる人」として記録されることで、次回の賃貸審査に影響することもあります。
毎回ギリギリ払いは信用を損なう原因に
信用情報に載らないとしても、「常にギリギリで支払う」行為が繰り返されると、契約先の社内評価に影響します。これにより。
- 料金滞納時の猶予が短くなる
- 契約更新を断られる
- サービスの利用制限が強化される
といった不利益が出る可能性があります。
信用情報を守るためにできる対策
・給料日が遅い場合は、引き落とし日を変更できるか確認する
・分割払いのある支払いは、極力早めに完済する
・家賃の支払いが遅れる場合は、あらかじめ管理会社に連絡する
・自分の信用情報を確認したい場合は、CICやJICCの「本人開示制度」を利用する
定期的に信用情報を確認することで、知らぬ間に延滞情報が登録されるのを防げます。
まとめ：信用情報に傷をつけないために
・ケータイ料金のうち、端末代金の支払い遅れは信用情報に登録される可能性あり
・家賃支払いは通常信用情報に影響しないが、保証会社経由の場合は要注意
・「信用情報に載らないから大丈夫」と思わず、社内評価にも配慮を
・余裕のある支払いスケジュールに調整することで、トラブルを未然に防げる
将来のローンや契約のためにも、支払い遅れを常習化しない工夫を今から始めましょう。