近年、パパ活を巡るトラブルが増加しており、特にSNSを通じた「交通費の先払い」を要求する手口が目立っています。本記事では、詐欺の見抜き方や実際の相談事例をもとに、被害を防ぐための判断基準を紹介します。
交通費の先払い要請は典型的な詐欺パターン
「会う前にPayPayや銀行振込で交通費を送ってほしい」と言われるケースは、極めて高い確率で詐欺です。実際にお金を送った後、連絡が取れなくなるパターンが多発しています。
岩手など遠方を理由に「移動費がない」と強調される場合は特に注意が必要です。加えて、送金手段がPayPayなどの即時決済アプリの場合、返金や補償が受けられにくいというリスクもあります。
フォロワー数や見た目で信用してはいけない理由
フォロワー数が多くても、それが実在する人物である証明にはなりません。フォローよりフォロワーが多い=信用できるというロジックは、詐欺アカウントが最もよく使う見せかけの特徴のひとつです。
SNS上で写真やプロフィールが整っていても、画像が他人のものであるケースも。画像検索や逆引き検索での確認をおすすめします。
実例:実際に起きたパパ活詐欺の手口
・AさんはTwitter経由で知り合った女性に「遠方から行くから交通費を先に送って」と言われ、2万円をPayPayで送金。
その後、女性のアカウントは削除され、LINEもブロック。警察に相談するも、SNS上での個人的送金のため対応不可とされました。
信頼できる出会いを考えるなら
パパ活をする上での安全策として、本人確認が行われるマッチングサービスや、チャット内容を運営が監視している有料サービスを使うのが推奨されます。
また、初回は必ず自分の交通費負担で会う意思のある相手を選ぶことも、信頼の判断材料になります。
怪しいかどうかを見抜くチェックリスト
- すぐにLINEやPayPayを求める
- プロフィールが整いすぎている
- 交通費を口実に金銭を要求
- 会う前に「ホテル代も出して」と言う
- アカウント作成日が最近 or 過去投稿がほぼ無い
上記に1つでも当てはまる場合は慎重になりましょう。
まとめ:お金の先払い=リスクと理解しよう
どれほど信頼できそうな相手に見えても、「会う前に送金を求める」行為はパパ活詐欺の王道です。相手の見た目やSNSの数字だけで判断せず、一線を引く勇気が自分を守る最大の防御になります。
少しでも「怪しいかも」と感じたら、やり取りをストップし、信頼できる第三者や公的機関に相談してください。