大阪府内でも、以前は横断歩道脇に多く設置されていた「自転車横断帯(自転車専用の塗装)」が、近年すっかり減ってきているのを感じていませんか?実は警察庁や地方行政による方針転換で、全国的に撤去が進んでいるのです。本記事では、その背景と現在の走行ルールを整理し、大阪府での実態について詳しく解説します。
警察庁が「撤去方針」を打ち出した理由
2011年10月、警察庁は「自転車横断帯は交差点で不自然かつ危険」と判断し、歩道と車道をつなぐ横断帯は原則撤去するよう全国の警察・自治体に通達しました :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
特に、短い歩道区間をつなぐものについては、車道左端のガイドラインで代替することで安全性向上が図られました。
現況:大阪府内の横断帯はどれくらい消えた?
大阪市や吹田市など多くの自治体で、舗装工事や標示の塗り替えタイミングで横断帯が消されています :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
Yahoo!知恵袋などでも「信号付き横断歩道横の横断帯は必要ないと判断され撤去が進む」「明石市では舗装時に一緒に剥がされた」という報告が多数あります :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
代替措置として“青い矢羽根”や自転車レーンの整備
横断帯撤去後は、車道左端に沿った青い矢印マークや自転車レーンが設けられ、「どこを通るべきか」が視覚的に分かりやすくなっています :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
大阪市では、とくに中心幹線道路でガイドライン表示を整備し、安全な自転車通行環境の構築を進めています :contentReference[oaicite:4]{index=4}。
横断帯がなくてもルールは明確
道路交通法では自転車は軽車両に分類され、車道左端を走行するのが基本です(例外として13歳未満や歩道通行可標識下など) :contentReference[oaicite:5]{index=5}。
信号付き交差点では、自転車横断帯がなくても車道信号に従うか、歩行者用信号に従って横断歩道を押して渡ることがルールです :contentReference[oaicite:6]{index=6}。
実例:大阪の交差点での変化と市民の声
乗りものニュースでは、ゼブラ部のみ延長する形で横断帯が剥がされた事例を報告しており、大阪でも同様の施工例が確認されています :contentReference[oaicite:7]{index=7}。
知恵袋では「全国的に撤去が進んでおり、大阪・兵庫も例外でない」との声があり、大阪府でも横断帯は確実に減少中のようです :contentReference[oaicite:8]{index=8}。
まとめ:撤去の理由と安全な自転車走行の心得
・自転車横断帯は“交差点での危険性”を理由に全国で撤去方針に
・大阪府内でも舗装工事時を中心に多くが消えている
・現在は青ガイドや車道左端走行、自転車レーンで代替されている
・自転車は軽車両として、安全第一で車道左端を走行しよう
横断帯がない交差点でも、自転車はルールと安全意識を持って通行することが何より重要です。