【注意喚起】+63から届くAmazon風ショートメールは詐欺?SMSフィッシングの実態と対処法

最近、+63で始まるフィリピンの国番号から届く「Amazonアカウント再ログインを求めるSMS」が多く報告されています。こうしたメッセージは、公式を装いながら個人情報を抜き取る「フィッシング詐欺」の可能性が極めて高く、決してリンクを開かないよう注意が必要です。

+63の番号から届くAmazon関連SMSの特徴

実際に報告されている例では、「Amaz0n」や「Amɑzon」など、正規の名称を一部変えて表示し、本物に見せかけるパターンが多く見られます。また、「支払い情報が不備です」「ログインが必要です」といった不安を煽る文言もよく使われます。

SMSに記載されたURLにアクセスすると、偽のAmazonログイン画面が表示され、メールアドレスやパスワード、クレジットカード情報の入力を求められる仕組みです。

なぜこのような詐欺SMSが届くのか?

こうしたメッセージは、無差別に送信されるスパムであり、特定のサイトへの登録やAmazonの利用とは関係なく送られてきます。送信元の電話番号は、海外のプリペイド携帯が使われていることが多く、追跡が困難です。

スマートフォンの電話番号は漏洩しやすく、懸賞応募やSNS連携などの場面で悪用されるケースもあります。

被害を防ぐためのチェックポイント

  • SMSに「Amaz0n」「確認はこちら」などの表現があっても絶対にリンクをクリックしない
  • Amazonの正規ドメイン(例:amazon.co.jp)かどうかを必ず確認
  • 不安がある場合は公式サイトから直接ログインして状況を確認
  • 電話番号が+63や非通知、見覚えのない国際番号であれば開封せず削除

SMSのリンクは、PCよりもスマートフォンで警戒が薄くなりがちです。クリック一つで個人情報が盗まれる可能性があるため、慎重な行動が必要です。

万が一リンクを開いてしまった場合の対処法

うっかりリンクをクリックしてしまった場合でも、個人情報を入力しなければ被害はありません。しかし、以下の対処はすぐに行ってください。

  • Amazonアカウントのパスワードを変更する
  • 2段階認証を設定する
  • 不審なメールや購入履歴がないか確認
  • クレジットカード情報を入力してしまった場合は、カード会社に連絡して利用停止または再発行

また、詐欺SMSの情報は消費者庁やAmazon公式ヘルプなどに提供すると他者への被害防止にもつながります。

Amazon公式が案内している安全確認ページ

Amazonでは公式に詐欺メール・SMSの見分け方を案内しています。正しい情報を得るには以下の公式ページをご参照ください。

Amazon公式:不審なEメール・SMSにご注意ください

こうしたリンクから正規の情報を確認することが、もっとも確実な対策です。

まとめ:+63からのSMSは無視が鉄則。自衛と冷静な判断を

+63など海外の番号から届くAmazon関連SMSの多くは、詐欺目的で送られたフィッシングメッセージです。内容に惑わされず、リンクは絶対にクリックせず、Amazonの正規サイトで確認するようにしましょう。

情報の扱いに注意し、冷静な対応を心がけることで、被害を未然に防ぐことができます。

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