自宅や賃貸の駐車場で使っていたスロープが盗まれる――そんなとき「警察は動いてくれるのか?」「火災保険で補償されるのか?」と不安になりますよね。本記事では、盗難時の適切な対応から、ドラレコの記録状況、保険の補償可否まで詳しく解説します。
スロープの盗難は警察に届け出るべきか?
結論から言えば、スロープの盗難は明らかに窃盗罪に該当する刑事事件です。放置せずに、すぐに警察へ被害届を提出しましょう。
スロープが比較的安価な物でも、被害を記録することで、将来の被害防止や他の事件との関連性が浮かぶ可能性があります。
ドライブレコーダーは録画されている?
多くのドラレコはエンジンがオフになると録画が停止します。ただし、「駐車監視モード」付きのモデルであれば、エンジン停止中も動体検知や衝撃検知により録画を行う場合があります。
設定状況や録画データの保存状況を確認し、もし映像があれば、警察への提出に役立てましょう。
火災保険・家財保険は適用される?
多くの賃貸契約では火災保険に「家財保険」も含まれていますが、駐車場のような「屋外共用スペース」や「敷地外」での盗難は補償の対象外とされるケースが一般的です。
ただし、保険会社や契約内容によっては、「建物に付属する屋外設備」として解釈され、一定の補償がなされることもあります。保険証券を確認し、保険会社へ問い合わせましょう。
実際にあった類似事例と保険の対応
実例:あるユーザーがアパート敷地内に設置していた収納ボックスが盗難被害に遭った際、「建物付帯物」として部分的に補償が出たケースがあります。
一方、マンション外の道路沿いに置いた自転車が盗まれた事例では、「保険適用外」とされました。このように、設置場所と所有物の定義が判断の分かれ目になります。
賃貸物件で注意すべき契約内容
賃貸契約によっては、駐車場が「共用部分」扱いになっている場合もあり、その場合は個人の持ち物に対する責任範囲が明確でないことがあります。
賃貸契約書に「駐車場利用規約」や「付帯設備に関する注意点」が記載されているか確認し、トラブル防止の参考にしましょう。
盗難対策として今後できること
- チェーンやワイヤーロックで物理的に固定する
- 防犯カメラやダミーカメラの設置
- 夜間の人通りがある場所に移動する
盗難は再発の可能性もあるため、防犯意識を高めることが重要です。
まとめ:警察も保険も“条件次第”、まずは行動を
・スロープの盗難は窃盗事件。警察へ届出を出すのが第一歩。
・ドラレコに録画されている可能性は「駐車監視モード」の有無次第。
・火災保険や家財保険の補償範囲は「敷地内かどうか」で判断されることが多い。
・まずは保険会社と賃貸管理会社に相談を。
日常の中で起こり得る小さな窃盗でも、適切な対応と備えによってトラブルを最小限に抑えることができます。