生活保護を受けながら法テラスを利用して弁護士契約を目指すとき、思いのほか手続きが止まっていて不安になってしまうことは少なくありません。この記事では、一般的な契約までの流れや目安の期間、動きが止まる原因、そして待ちすぎずに次のステップを踏むための対処法をわかりやすく解説します。
法テラス契約までの標準的なスケジュール
法テラスで立替制度を利用する場合、審査から援助開始決定まで通常は2週間程度が目安です。ただし、書類不備や祝日・繁忙期をまたぐと1ヶ月程度かかるケースもあります。[参照]
その後、援助開始決定の通知が来てから担当弁護士と三者間契約を結ぶ流れとなり、そこから弁護士が本格的に動き始めます。
契約が遅れる主な原因と対策
★ 書類不備や期日超過：診断書や身分証明、申込書の記入漏れなどがあると保留になります。
★ 地方事務所の混雑：申込者が多い地域では審査が遅れることがあります。
★ 生活保護受給者特有の確認作業：資力確認や免除手続きが必要なため時間がかかる場合もあります。
不安なときにすべき3つのアクション
- ① 地方事務所へ進捗確認：電話で「書類に不備がないか」「審査はどこまで進んでいるか」確認。
- ② 他の弁護士会や相談窓口を併用：無料法律相談は3回まで使えるので、別の窓口の活用も検討。
- ③ 書面で催促・期限提示：○月○日までに契約開始が無ければ次の相談先を探す、と伝えることで動きやすくなります。
実例：6月20日相談→7月7日まで動きなしの場合
・6月20日に申込・書類提出→通常なら7月4日頃に援助決定の連絡が入る。
・7月7日時点で進捗なしの場合、すでに公式目安を超過しているため、早急に確認や別相談の併用が推奨されます。
待ちすぎずに動くための目安と準備
一般例では「相談～審査開始2週間」「審査～契約1週間程度」と考え、計3週間以内に進まない場合はアクションを起こすのが安心です。
その他、必要書類がすべて揃っているか再チェックし、代替案として他の法律相談機関へ並行で予約することもおすすめです。
まとめ：動けないなら動いてもらう意思表示を
契約が進まない状況は精神的にも辛くなるため、公式の目安（2週間〜1ヶ月）を超えたときには、支援機関へ状況確認を行い、必要なら別の相談も並行して進めましょう。
法テラスは大切な支援ですが、頼るだけでなく自分で動く姿勢が結果を早めます。この記事が次のステップを踏む手助けになれば幸いです。