家族の中で金銭トラブルの不安があると、日々の生活にも大きな影響が出てしまいます。とくに過去に借金歴がある夫が、再びクレジットカードを使い始めたとき、「本当に返済できるのか?」「また借金を重ねてしまわないか?」と心配になるのは当然のことです。この記事では、信用情報(CIC・JICC)の読み方や、困ったときに相談すべき専門家について解説します。
信用情報(CIC・JICC)とは何か
CIC(株式会社シー・アイ・シー)とJICC(日本信用情報機構)は、個人のクレジットやローンの利用履歴を記録している信用情報機関です。金融機関はここに記録されている情報を元に、申込者に対する審査を行います。
信用情報には以下のような情報が記載されています。
- クレジットカードの契約件数
- 利用残高・支払状況
- 延滞履歴や債務整理の記録
- 本人確認書類や勤務先情報
取り寄せた信用情報は読める?
CICやJICCの開示報告書は一見わかりにくい形式ですが、以下のポイントを押さえるとある程度は読み解けます。
- 「異動」マークがある場合は延滞や債務整理歴あり
- 「契約状況」で今現在使っているクレジットやローンが確認できる
- 「支払状況」の「$」マークは正常、「A」などは支払い遅延を示す
もし不安で読み切れない場合は、無理に自己判断せず、専門家に相談するのが安心です。
相談すべき専門家は誰か?
信用情報や借金問題について相談できる専門家は複数います。目的に応じて以下を使い分けましょう。
- 弁護士:債務整理や離婚など法的対応を検討している場合
- 司法書士:借金額が140万円以下なら、債務整理の代理が可能
- FP(ファイナンシャルプランナー):家計の見直しや今後の生活設計についてアドバイスが得られる
- 信用情報開示サポート業者:報告書の読み方を代行・説明してくれるサービスもある
また、全国の消費生活センターでも無料相談が可能です。
パートナーに無断でカード作成・利用がある場合
本人名義での借入であっても、家族の生活に影響する場合、家庭内の信頼関係や経済的リスクを考慮し対策が必要です。以下のような対応が考えられます。
- クレジットカード会社に相談し利用停止を依頼(ただし本人同意が必要)
- 家計簿アプリなどで支出を「見える化」し、夫と現実を共有
- 専門家を交えて家族カウンセリングを受ける
再び多重債務に陥る可能性がある場合は、早期の法的整理や任意整理を検討することも重要です。
まとめ:一人で抱えず、専門機関を頼ろう
信用情報の確認は、家計のリスク管理に欠かせないステップです。CICやJICCの情報を読み取れない場合は、弁護士・司法書士・FPなどの専門家に相談しましょう。夫婦間の信頼を守りながら、再び借金で苦しまないための行動が求められます。
金銭トラブルは放置すると家族関係にも影響します。早めの対応と正しい判断が、あなたと家族を守る第一歩となるでしょう。