初心者が交通事故を起こしても減点なし?警察処理後に行政処分がない理由を徹底解説

免許取り立てのドライバーが軽微な事故を起こしたにも関わらず、減点もなく処理が終わるケースは意外とあります。本記事では、警察への通報がされ、免許証確認もあったのに減点がなかった理由や、事故処理と行政処分の違い、初心者が知っておくべき保険と責任の範囲について、わかりやすく解説します。

交通事故と行政処分は別物:警察の対応=即減点ではない

交通事故を起こした際、警察が現場に来て事情聴取や免許証確認を行っても、必ずしもその場で減点や反則金の通知があるとは限りません。これは、事故処理(刑事・民事)と行政処分(免許点数)が別に判断されるためです。

たとえば、物損事故で被害者に怪我がなく、過失割合が軽微な場合、点数加算や違反処理が行われないことがあります。また、事故後に誠意ある対応をしたことが評価される場合もあります。

「違反」ではなく「事故」として処理されるパターン

一方通行の逆走や初心者マークの未掲示は、厳密には道路交通法違反ですが、それが原因で事故になっていない場合や、発見時に違反行為が終わっていた場合には、違反切符の対象とされないこともあります。

今回のように「逆走しかけたがすぐに気づいてバックした」「事故の直接原因は後方確認不足だった」などの場合、逆走やマーク未掲示が主たる違反とは見なされない可能性があります。

保険加入が事故対応の安心材料になる理由

レンタカーの最上級補償プランに加入していたことも、事故後の安心材料になります。任意保険がしっかり付いていれば、相手の損害賠償や修理費用もカバーされ、ドライバー本人の実費負担や責任リスクが軽減されます。

また、保険会社が相手との交渉窓口になるため、警察も「事故対応は適切にされている」と判断し、行政処分の対象としない判断に至るケースもあります。

初心者マーク未掲示の違反について

普通自動車免許を取得してから1年未満の者が初心者マーク(初心運転者標識)を表示せずに運転した場合、道路交通法第71条により違反となり、反則金4,000円・違反点数1点が科せられる可能性があります。

ただし、事故当時に取り締まりを受けなければ後日通知されることはほとんどなく、警告に留まることもあります。警察が「故意でなかった」と判断した可能性もあります。

事故の記録は残る?将来への影響はあるのか

警察に報告された事故は、物損・人身の別に応じて記録が残ります。物損事故の場合は点数加算がない限り、免許の更新や履歴に直接影響はありません。ただし、任意保険には事故歴が影響し、保険料が上がる可能性はあります。

また、レンタカー会社の内部記録に事故が残ることがあるため、次回以降の貸出時に注意を受けることも稀にあります。

まとめ|事故が起きても冷静・誠実な対応が評価される

初心者で事故を起こしてしまっても、誠実な対応と保険加入の有無により、行政処分が回避されるケースがあります。
・警察が来た=即減点ではない
・軽微な物損事故では点数が加算されないこともある
・初心者マーク未掲示は現行犯でなければ処分されにくい
・誠実な対応と保険加入が重要

免許取り立ての時期こそ、トラブル時に落ち着いて対応できる知識を身に付けておくことが、安全運転への第一歩です。

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