最近、警察官を名乗る不審な電話が増えています。代表番号や“0110”で着信表示があっても油断は禁物です。この記事では、実際にあった手口や判別方法のコツ、そして安全な対応策を詳しく解説します。
偽装番号と「警察を名乗る」手口の実態
詐欺グループは、警察署代表番号とされる「0110」で終わる番号をディスプレイ偽装して電話してきます。実際、080‑2982‑6646など普通の携帯番号でも「〇〇警察署の高橋です」と名乗り、そのまま詐欺行為を開始するケースが報告されています:contentReference[oaicite:0]{index=0}。
偽の警察官は、「あなたの口座が犯罪に利用されている」「逮捕状が出ています」などと不安を煽り、SNSやビデオ通話で“警察手帳”を見せることもあります:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
なぜ通常番号でも詐欺電話?
偽装技術の進化で、携帯回線やIP電話などから、普通の携帯番号でも警察名義に見せかけられるようになっています:contentReference[oaicite:2]{index=2}。
たとえ末尾が「0110」でなくても、名乗りと口調だけで信じてしまうこともあり、実際に被害者から「高橋ですが…」で切られた報告もあります:contentReference[oaicite:3]{index=3}。
詐欺と見破る3つのチェックポイント
- 所属・部署・内線番号・氏名を確認:本物なら答えられるはず、答えられなければ詐欺。
- 自分で調べた警察署にかけ直す:相手提示の番号には折り返さないで。
- SNS・ビデオ通話への誘導は詐欺確定:公的機関がそんなことをすることはありません:contentReference[oaicite:4]{index=4}。
見知らぬ番号でも「警察から」と言われたら?
電話に出たら一言だけ答えて切るのがおすすめ。
その後、#9110(警察相談専用電話)か188(消費者ホットライン)に相談してください:contentReference[oaicite:5]{index=5}。
実際の対応フロー例
- 妻の携帯に「警察署の高橋」を名乗る電話→名前答えずその場で切られる(実例):contentReference[oaicite:6]{index=6}
- 「0110」で表示されても信用せず、すぐ保留し折り返しで本物確認
- 必要なら最寄り署か相談窓口へ相談
行政・警察の公式な注意喚起
警視庁も「電話でお金を要求することは決してありません」と警告を出しています:contentReference[oaicite:7]{index=7}。
警察庁/消費者庁もSNS・ビデオ通話への誘導を詐欺として注意喚起しています:contentReference[oaicite:8]{index=8}。
まとめ
警察官を名乗る電話は99%詐欺です。番号偽装や口調に惑わされず、必ず以下の手順を実践しましょう。
- 名乗られてもすぐには信用せず、氏名・部署・内線を確認
- 折り返しは自分で調べた番号で行う
- #9110や188に相談し、必要なら警察署に届け出
これだけで被害リスクはグッと下がります。家族や友人とも共有して、安心・安全な暮らしを守りましょう。