ポイントサイト経由で登録したサービスが、退会したはずなのに料金が引き落とされ続けている――そんなトラブルに直面した方は少なくありません。今回は、特に「stamp-eight」というサイトに関するケースをもとに、適切な対処法や再発防止のポイントを解説します。
登録した覚えのない請求が続く理由とは?
多くの月額課金サービスでは、解約手続きが完了しない限り、自動的に更新されてしまいます。特に、無料お試し期間中に解約を済ませたつもりでも、正しく処理がされていないと課金が継続されるケースがあります。
また、stamp-eightのような一部のサービスでは、マイページや契約状況が確認できる画面がわかりにくかったり、そもそも存在しないこともあります。こうしたサイトはトラブルが多く、利用者の混乱を招く原因にもなっています。
退会したはずなのに請求が止まらないときの対応手順
1. まず、支払いに使用された決済手段(今回はd払い)での取引履歴を確認し、どの業者が課金を行っているのかを明確にしましょう。
2. 次に、d払い公式サイトの「spモード決済の利用明細」で、契約中のサービスがあるかを調べることができます。そこで解約できることもあります。
3. 解約ができない・情報が確認できない場合は、消費者ホットライン(188)に相談するのが有効です。
お問い合わせしたのに返信がない場合の対処
多くの悪質サイトは、サポートメールを送っても返信がない、またはテンプレート対応で済まされることがあります。そうした場合は、スクリーンショットなど連絡の履歴を保存し、決済代行会社やキャリア(ドコモなど)へ通報しましょう。
さらに、利用停止処理を依頼するために、総務省の相談窓口を利用するのも効果的です。
「登録情報が見られない」「解約ページがない」場合の注意点
そのような設計になっているサービスは、消費者保護の観点から問題がある可能性が高いです。特定商取引法では、事業者は取引条件や解約方法を明確に表示する義務があります。
そのため、事業者の情報(住所・運営会社名など)が不明であれば、消費者庁の特定商取引法違反に関する通報フォームからの通報も視野に入れてください。
今後のトラブルを防ぐためにできること
今後同様のトラブルに巻き込まれないためには、以下のポイントに注意しましょう。
- 登録時に必ず利用規約・解約方法を確認する
- 「お試し登録」はスクリーンショットで証拠を残す
- 決済明細は毎月チェックする習慣をつける
また、ポイントサイト経由のサービスは報酬目当てで利用者を誘導するケースもあるため、信頼性を見極めるリテラシーも重要です。
まとめ:泣き寝入りせず、適切な行動を
「退会したのに料金が引き落とされ続けている」場合でも、証拠をもとに根気強く対応すれば解決に近づけます。まずは契約状況の確認、次に決済会社やキャリア、さらに消費者ホットラインを活用して、支払い停止や返金を求めましょう。問題のある事業者には、社会的な監視と法的措置が必要です。