Amazonプライム会員は、配送料無料や動画視聴など多くの特典があることで人気ですが、会員資格が失効した場合にどのような影響があるのか、意外と知られていません。本記事では、プライム特典が終了したときに起こる変化や、失効を避けるための注意点について解説します。
Amazonプライム会員資格の終了とは？
Amazonプライムの会員資格が終了するとは、年会費または月額料金の未払い、あるいは自動更新の停止によって契約が終了することを意味します。失効後は自動的に通常会員（非プライム会員）へと切り替わります。
たとえば、無料体験期間が終了したがそのまま自動更新をオフにしていた場合、その時点でプライム特典は使えなくなります。
配送料無料などの配送特典が終了
プライム会員で最も活用されている特典のひとつが「お急ぎ便」「日時指定便」などの無料配送特典です。会員資格を失うと、これらは有料になります。
特に日用品などを頻繁に注文している人にとっては、送料が思ったよりも負担になることがあります。例えば、通常配送料は注文金額が2,000円未満の場合、410円〜450円程度かかります。
Prime VideoやPrime Musicの利用も制限
Amazonプライムビデオで視聴できていた映画・ドラマ・アニメなどは、会員資格の終了とともに利用不可になります。見かけ上は作品が表示されていても、再生ボタンを押すと「プライム会員のみ視聴可能」と表示されます。
Prime Musicも同様で、無料プランでは再生が制限されたり、スキップ回数に制限があるなど、機能が大幅に縮小されます。
写真やKindle関連の特典も終了
Amazon Photosの無制限ストレージも、プライム特典の一部です。プライムを解約すると、5GBの無料ストレージに制限され、それを超えた写真は削除対象になる可能性があります。
また、Kindle本の読み放題サービス「Prime Reading」も利用できなくなります。読んでいた書籍も、自動的にライブラリから削除される場合があります。
支払い忘れで失効した場合の対応策
支払い忘れなどでうっかり会員資格を失った場合でも、Amazonアカウントに再ログインしてすぐに再加入できます。以前の設定やお気に入りなどは保持されているため、再度会員になるのも簡単です。
支払い方法に不備があった場合は、Amazonからの通知を確認し、支払い情報を更新すれば資格を維持できることもあります。
まとめ：失効すると多くの便利な特典が停止
Amazonプライム会員資格を失うと、配送特典、動画や音楽、クラウドストレージなど多岐にわたるサービスが使えなくなります。特に日常的に利用していたサービスがある場合、影響は大きいでしょう。
再加入も可能ですが、無意識のうちにサービスを失ってしまわないよう、自動更新の設定や支払い状況は定期的に確認することをおすすめします。