優先道路を走行中、脇道から出てきた車と接触した事故。しかもスマホ操作の疑いがある──そんな場合、過失割合や違反点数はどうなるのでしょうか?交差点事故の責任割合とスマホ使用時の影響を整理します。
優先道路基本の過失割合
交差点では優先道路の車が基本的に優位で、「非優先側:優先側=9:1」が基本です。
ただし、優先道路側にも注意義務があり、完全に無過失とは限りません:contentReference[oaicite:0]{index=0}turn0search0】:contentReference[oaicite:1]{index=1}turn0search6】。
スマホ操作(脇見運転)がどう影響するか
スマホなどのながら運転は「著しい過失」として扱われ、基本過失割合に+5~10%加算されます。
例えば、基本9:1の状況で優先車がスマホ操作していたら、最終的に8:2程度になる可能性があります:contentReference[oaicite:2]{index=2}turn0search5】:contentReference[oaicite:3]{index=3}turn0search3】。
違反点数と罰則
事故の有無に関係なく、運転中の携帯使用は「保持」で反則金18,000円+違反点数3点。
事故を伴い「交通の危険」が認められれば、刑事罰(懲役または罰金)となり違反点数は6点で即免停の対象です:contentReference[oaicite:4]{index=4}turn0search13】:contentReference[oaicite:5]{index=5}turn0search15】。
人身 vs 物損、どちらにすべきか
スマホ操作が証拠で示された場合、過失割合だけでなく刑事処分のリスクが高まります。
人身事故として届け出ると、賠償金・点数・免許処分含めて正式な記録が残ります。慎重に判断をおすすめします。
示談や争いになったら
スマホ使用での過失が争点時は、ドラレコ映像や証言が重要な証拠になります。
示談で合意できない場合、裁判も視野に弁護士相談を検討してください:contentReference[oaicite:6]{index=6}turn0search18】。
まとめ
交差点で優先道路を走行中の事故でも、スマホ操作があれば過失は約8:2に悪化する可能性があります。また、違反点数・罰則ともに重くなるため、事故時点で慎重な判断と、証拠確保が重要です。