突然「闇金」からの不在着信があり、身に覚えがないのに連絡が来ると不安になるのは当然です。たとえ借入をしていなくても、何らかの形で個人情報が流出している可能性があるため、適切な対応が求められます。本記事では、闇金からの電話にどう対応すべきか、身内や自分の安全を守るためのポイントを詳しく解説します。
闇金からの着信がある理由とは?
闇金から電話がかかってくる理由の多くは、過去に何らかの形で個人情報が漏れているケースです。次のような要因が考えられます。
- インターネット上の偽の融資サイトで情報を入力してしまった
- 過去にローンやキャッシングの申込みをしたことがある
- 他人が勝手に自分の名前で申し込んだ
- 電話番号リストを購入・収集した業者が無差別に発信している
闇金は本人確認をせずにランダムに連絡してくる場合もあるため、「自分に何か落ち度があったのでは?」と悩む必要はありません。
電話に出てしまった場合の注意点
間違って電話に出てしまった場合でも、冷静に対応することが大切です。
- 「覚えがない」とはっきり伝える
- 個人情報を絶対に話さない(名前・住所・勤務先など)
- 感情的にならず、すぐに通話を終了する
一度話してしまうと、相手に「つながる番号」として記録されるリスクがあるため、以後は着信拒否設定をしておくことをおすすめします。
身内への被害はあるのか?
闇金の手口によっては、家族や職場に連絡がいく「巻き込み型」の嫌がらせも報告されています。
特に以下のようなケースでは注意が必要です:
- 以前に保証人として名前を使われたことがある
- 家族の誰かが情報漏洩している可能性がある
- 家族で同じ電話番号やメールアドレスを共有している
被害を未然に防ぐためにも、家族にも闇金の電話が来た場合の対処法を共有しておきましょう。
絶対にやってはいけないNG行動
闇金からの電話を受けて、不安や恐怖からしてしまいがちな行動には注意が必要です。
- 闇金に連絡を返す
- 謝罪してしまう(借りてもいないのに)
- 個人情報を詳細に伝えてしまう
- 支払いをしてしまう(返済義務が発生します)
闇金は言葉巧みに「記録がある」「申込みがあった」などと脅してくることがありますが、無視・拒否・遮断が基本です。
闇金被害に遭わないための対策
万一のトラブルを防ぐため、次のような対策を講じておくと安心です。
- 電話番号を着信拒否する
- 警察・消費者センター(188)に相談する
- 闇金専門の弁護士や司法書士に相談する
- 個人情報の取り扱いに注意する(安易にネットで入力しない)
特に悪質な闇金は何度も番号を変えて電話してくることもあります。スマートフォンには迷惑電話ブロックアプリの導入も有効です。
まとめ:まずは落ち着いて、正しい対処を
闇金からの不在着信や電話に不安を感じたら、何よりも冷静さが大切です。身に覚えがない場合は、相手にせずブロック・拒否の対応で構いません。もし家族や周囲への影響が心配な場合は、事前に対処法を話し合っておくと安心です。
そして、必要に応じて専門機関(警察・消費生活センター・弁護士)に相談することで、被害を未然に防ぎましょう。