学習塾や家庭教師サービスの資料請求を行った後、思わぬ形で「無料相談に校舎まで来てください」といった勧誘電話が来ることがあります。今回は、こうした勧誘への対応方法やキャンセルの仕方、トラブルを避けるためのポイントを詳しく解説します。
資料請求後に来る電話の目的とは?
「資料だけ欲しかったのに、なぜ校舎に呼ばれるの?」と戸惑う方も少なくありません。こうした電話の多くは、対面での営業につなげる目的があります。無料相談を口実に、一度来校してもらえれば入会へ誘導できると考えているのです。
これは特に個別指導塾や家庭教師業界でよく見られる営業手法で、決して違法ではありませんが、希望していない方にとっては負担になることもあります。
キャンセルはできる?その方法と注意点
もちろん、無料相談の参加は任意です。予約してしまった場合でも、折り返しの電話でキャンセルできます。
電話の際は丁寧かつ簡潔に伝えることがポイントです。以下は一例です。
- 「すみません、都合が合わなくなったのでキャンセルしたいです」
- 「検討した結果、今回は相談に行くのを見送らせていただきます」
- 「今後の連絡はご遠慮いただけますか?」
しつこく理由を聞かれたとしても、「家庭の事情で」「忙しくなったため」など無難な回答で構いません。
断っても勧誘が続く場合の対処法
中には電話を断っても勧誘を続けるようなケースもあります。そんな時には、以下の対応を心がけましょう。
- 「今後の連絡は不要です」と明言する
- 着信拒否設定や非通知拒否を使う
- 度を超える場合は消費者庁や消費生活センターに相談
しっかり意思表示をすることで、不要な勧誘を防ぐことができます。
実例:資料請求だけのつもりが校舎に呼ばれたAさんの体験
高校受験を控えるお子さんを持つAさんは、トライの資料請求をWebで行いました。数日後、丁寧な口調で「一度校舎でお話ししませんか?」という電話が来たそうです。
しかしAさんは仕事が忙しく、相談には行けないと判断。「申し訳ないのですが、今は時間が取れないのでキャンセルさせてください」と電話で伝えたところ、すぐに了承されたとのこと。無理に参加する必要がないと感じたそうです。
事前に知っておきたい!資料請求時の注意点
今後こうしたトラブルを避けたい場合は、資料請求フォームで「電話や訪問による連絡は希望しない」と明記するのがおすすめです。
また、電話番号を入力しなければならない場合には、サブの連絡先を使うなどの対策も有効です。
まとめ:自分の意志をはっきり伝えることが大切
資料請求後の無料相談はあくまで「任意」であり、参加義務は一切ありません。行きたくない場合は、遠慮なくキャンセルし、自分のペースで情報収集を進めましょう。
無理な勧誘や対応に不安を感じた場合は、信頼できる第三者機関への相談も選択肢のひとつです。