スマートフォンに見慣れない「+425〜」といった国際番号からの着信があると、多くの人が「これは詐欺電話では?」と不安になるものです。特に家族や高齢の親のスマホにこうした番号が残っていると、危機感も一層強まります。本記事では、+425から始まる電話番号の正体や、詐欺の可能性、着信時の正しい対応策を解説します。
+425はどこの国の番号か?
国際電話で使われる「+」は国際プレフィックスを表し、+425のような番号は、国や地域を示す「国番号(Country Code)」の一部です。しかし、実際に「+425」という国番号は正式には存在せず、多くの場合は発信元を偽装したスパム・詐欺電話の可能性が高いです。
たとえば、「+420」はチェコ共和国を示しますが、「+425」は割り当てられていない形式であるため、不審な国際着信として注意が必要です。
この番号は詐欺かスパムか?
+425〜で始まる番号については、実際に複数のユーザーから「折り返すと高額請求があった」「外国語の自動音声が流れた」などの報告があります。これは「ワンギリ詐欺」や「プレミアム通話詐欺」と呼ばれるもので、折り返し電話をさせて料金を発生させる手口です。
着信が1コールで切れたり、何度も同じ番号からかかってきたりする場合は特に要注意です。
親や高齢者を守るための対策
高齢の家族のスマホにこうした着信があった場合、折り返さないように強く伝えることが第一です。あわせて以下の設定を行うとより安心です。
- スマートフォンの設定で「国際電話の着信拒否」機能を活用する
- 迷惑電話ブロックアプリ(たとえば「Whoscall」など)を導入する
- 通話履歴から該当番号をブロック登録する
さらに、スマホ操作に不慣れな方には、勝手に折り返しをしないように画面ロックやパスコード管理を強化するのも有効です。
電話番号検索サービスを使って調査する
着信番号が不審な場合は、「迷惑電話番号検索サイト」や「クチコミ投稿型の電話番号共有サイト」を活用して確認するのもひとつの方法です。
以下のようなサイトで番号を検索してみましょう。
これらのサイトで「+4256305047」などを調べると、すでにスパム登録されているケースも多くあります。
もし折り返してしまった場合の対処
うっかりその番号にかけ直してしまった場合でも、すぐに対応すれば被害を最小限に抑えることができます。
- まずは電話会社に連絡し、国際通話の記録を確認
- 料金が発生している場合は、通話明細の確認と異議申立て
- 今後同様の被害を防ぐため、国際電話の着信・発信制限を設定
また、万が一個人情報を聞き取られた場合は、速やかに家族や金融機関に連絡し、アカウントの変更・凍結措置なども検討してください。
まとめ:不審な国際電話には一切出ない・折り返さないのが鉄則
+425〜のような見慣れない国際番号からの着信は、スパム・詐欺電話の可能性が極めて高いです。特に高齢の家族のスマートフォンには、迷惑電話対策の設定を事前に行っておくことが重要です。
少しでも不安を感じたら、折り返さずにまずは調べる、という意識を徹底しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。