+885から始まる国際電話に注意!不審な着信の正体と安全な対応方法とは

自宅の固定電話やスマートフォンに突然見知らぬ国際番号から着信があると、不安になる方も多いはずです。特に+885など見慣れない番号からの着信は「詐欺なのでは?」「折り返したら危険?」という疑問を抱かせます。この記事では、+885からの不審電話の特徴や対処法、実際の詐欺手口について詳しく解説します。

+885はどこの国の番号か?

+885は正式には「国際衛星電話サービス(通称:Globalstar)」に割り当てられた番号帯です。特定の国に属しておらず、主に国境を越えて使われる衛星通信用番号です。

一般の消費者が日常的にこの番号からの電話を受けることはほぼなく、ほとんどのケースで正規の連絡とは言い難いものと考えられます。

詐欺や調査電話の可能性はあるのか?

過去には、+88や+870〜+885を利用した「折り返し詐欺(ワンギリ詐欺)」や「高額通話料金詐欺」が報告されています。

これらは相手に折り返し電話をさせて、数分で数千円〜1万円超の通話料を発生させる手口です。また「番号が使用可能か確認する目的」で自動的に発信されているケースもあり、着信に出たり折り返すことで情報を収集される恐れもあります。

実際にあった被害例

・「+8850042****」という番号から着信があり、不安になって折り返したところ、無言で切られ、その後1万円を超える請求が発生していた

・数回にわたって同じ+885からの着信が続き、携帯会社に問い合わせたところ「詐欺の可能性が高いので着信拒否設定を」と助言された

安全な対応方法とは

  • 知らない国際番号には出ない・折り返さない
    +から始まる国際番号のうち、心当たりのないものは出ないのが原則です。
  • 通話履歴をスクリーンショットで保存
    証拠を残しておくことで、万が一の被害時にも対応しやすくなります。
  • 通信会社に通報・相談する
    詐欺の可能性があると感じた場合は、自身が契約している電話会社に通報し、着信拒否設定などを依頼しましょう。
  • 着信番号を迷惑電話データベースで確認
    [jpnumber.com][telnavi]などで検索すると、他人の被害報告や書き込みを確認できます。

もし折り返してしまった場合の対処

通話料金が高額になる恐れがあるため、明細書に注意し、不明な請求があればすぐに通信会社へ問い合わせましょう。

また、不安であれば消費生活センター(188)や国民生活センターにも相談が可能です。

まとめ

+885などからの国際電話の着信は、詐欺や調査目的の可能性が高く、出ない・折り返さないことが最も安全な対応です。

被害を防ぐためには、着信履歴の管理や着信拒否の設定、必要に応じた通報を心がけましょう。特に番号の検索や通信会社への相談を早めに行うことが、被害防止につながります。

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