交通事故かもしれないという場面に遭遇したとき、不安や後悔、今後の対応への疑問が次々と湧いてくるものです。特にバイクとのすり抜け時の接触は判断が難しいことが多く、警察への通報後にどうなるのか、いつ連絡が来るのかなどが気になるところです。本記事では、事故後にとるべき対応と、連絡のタイミング、今後の心構えについて解説します。
すり抜けバイクとの接触の判断が難しい理由
交差点の左折時などにバイクが左側からすり抜けてくるケースは少なくありません。このような状況では、ドライバー側にとっても視認が難しく、接触していても明確に音や感触を得られないことがあります。特に相手がそのまま走り去ってしまった場合、事故として認識されづらくなります。
ただし、音がしなかったとしても、実際にはミラーやフェンダーがわずかに接触していた可能性もあるため、不安であれば通報しておくのは非常に適切な判断です。
事故の可能性があるときの警察への連絡はどうすればいい?
事故直後であっても、お互いにその場を離れてしまった場合、できるだけ早く警察に通報することが重要です。この記事のケースでは、事故から20分後の7:50に通報したとのことですが、これも立派な自己申告として扱われます。
通報時には、以下の点を伝えるようにしましょう。
- 接触の可能性がある時間と場所
- 事故の概要(すり抜けバイクとの可能性など)
- その時の状況(速度、信号、相手の様子など)
この連絡内容は警察の事故記録に残され、後日相手からの申告があった場合にも照合材料となります。
警察や相手からの連絡があるとしたらいつ頃か
事故の相手方(バイク側)が自身で警察に連絡し、事故が発生していたことを申告した場合、警察は双方の情報を照合し、必要があればドライバーに連絡がきます。そのタイミングは当日中の場合もあれば、翌日〜数日後になることもあります。
相手が軽傷または無傷で、そのまま立ち去った場合、連絡がないまま終わるケースもあります。逆に、後日になってから警察に連絡し、接触があったことを主張してくる可能性もゼロではありません。
今できることとしておくべき備え
不安な気持ちを少しでも軽減するために、以下の行動をおすすめします。
- 当日の記憶を記録に残しておく(場所、時間、相手の車両特徴など)
- ドライブレコーダーの映像がある場合は保存しておく
- 保険会社に連絡し、事故の可能性について報告しておく
- 警察から連絡があった場合は誠実に対応する
また、相手から連絡がないまま数日が過ぎた場合でも、自身での対応履歴を残しておくことが大切です。
ドライブレコーダーが重要な証拠に
最近の交通トラブルでは、ドライブレコーダーが非常に重要な役割を果たしています。たとえ事故を認識していなかったとしても、記録された映像により実際の接触の有無や相手の動きが明らかになる場合があります。
このような映像は、保険対応や警察の調査にとって客観的な資料となるため、事故の可能性があるときには必ずバックアップをとっておきましょう。
まとめ:焦らず、冷静な対応が最も重要
バイクとの接触があったかどうか不安な場合でも、冷静に対応することが一番です。通報をすでに行っているのであれば、あとは警察からの連絡を待ちつつ、自分の記録や証拠を整理しておくとよいでしょう。連絡がすぐに来る場合もあれば、来ないこともありますが、適切な対応をしていれば大きな問題に発展する可能性は低くなります。