狭い道で起きたミラー接触事故の対応と警察への対応方法を徹底解説

住宅街や郊外の道幅が狭い道路では、センターラインのない道で対向車と接触してしまうケースが多発しています。中でもミラー同士の接触事故は、当事者間で処理されがちですが、放置するとトラブルに発展する可能性も。この記事では、狭い道でのミラー接触事故が起きた際の正しい対応方法と、後日警察から連絡が来る可能性、連絡した場合に聞かれる内容などを詳しく解説します。

センターラインがない道路での接触事故の過失割合

センターラインがない道での接触事故では、過失割合は一概に決まりません。停止中の車と接触した場合、動いていた側により多くの責任が課されることが一般的です。しかし、狭い道という状況や双方の運転状況が考慮されるため、必ずしも10:0で過失が決まるとは限りません。

実例として、停止中の車と接触した場合でも、停止位置が不適切だったり、他の車両の通行を妨げていた場合には、一定の過失が相手にも認められることがあります。

その場で示談が成立したと考えて良いのか?

「もういいわ」と言われた場合でも、法的に示談が成立したとみなされるには、書面による合意や明確な条件提示が必要です。口頭でのやりとりのみでは、後から相手が「損害を請求したい」と主張する可能性は十分にあります。

そのため、事故の際はできる限り連絡先交換・写真撮影・状況記録をしておくべきです。今回は連絡先を交換していないため、相手側が記録していた場合に一方的に連絡が来る可能性も否定できません。

警察から連絡が来る可能性とそのタイミング

もし相手側が後日、警察に届け出た場合、相手のドラレコに車両番号が記録されていれば、その情報を元に警察が所有者を特定することは可能です。ナンバーが明確に映っている場合、数日~1週間ほどで連絡が来ることもあります。

ただし、届け出がなされていなければ警察が動くことはありません。届け出をされた場合でも、警察があなたに確認の電話をする前に書面や訪問という形で来ることはまれです。

自発的に警察へ連絡すべきか

今回のケースのように連絡先を交換しておらず、警察への届け出も行っていない場合、自ら最寄りの警察署へ事故を報告することは非常に有効です。後日、相手が虚偽の申告をしても、先にあなたが事故を報告しておけば、信頼性のある情報として記録されます。

警察に行った場合、以下のことを聞かれる可能性があります。

  • 事故が発生した日時と場所
  • 接触の状況(速度、停車の有無など)
  • 相手の車の特徴(車種、色、ナンバーなど)
  • 事故現場に案内できるかどうか

また、あなたの車両のミラー部分の確認や、車両写真の提出を求められる可能性もあります。

当て逃げと判断される可能性はあるか

現場で謝罪し、相手から許しの言葉があった場合、当て逃げ(道路交通法違反)として立件される可能性は極めて低いです。しかし、相手が「逃げられた」と警察に届け出た場合、双方の証言に齟齬があると判断されると、当て逃げとみなされる可能性もゼロではありません。

だからこそ、今回のような場合には、事故後すぐに警察に連絡し、事実関係を記録してもらうことが重要です。

まとめ:落ち着いて報告し、リスクを最小限に

狭い道でのミラー接触事故は、小さなトラブルと思われがちですが、後日のトラブルを避けるためには、早めの対応がカギとなります。警察に自己申告しておくことで、万が一相手が虚偽の主張をした場合でも、あなたの信頼性が担保されます。

少しでも不安を感じるなら、最寄りの警察署や交通事故相談窓口に連絡し、相談することをおすすめします。

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