交通事故による後遺障害の認定後、逸失利益の請求に関しては、適正な金額を求めるために慎重な交渉が必要です。この記事では、12級認定後の逸失利益請求額の目安と示談交渉の進め方について解説します。
後遺障害12級認定後の逸失利益請求額とは
後遺障害12級は、日常生活や仕事に一定の支障をきたすレベルの後遺症です。この認定を受けることで、逸失利益の請求が可能となります。逸失利益とは、事故前の生活水準を維持するために失われた収入を指します。計算方法は、年収を基にして障害によって失われた収入を算出することが一般的です。
事故前年の年収を基にした逸失利益の計算
ネットの無料シミュレーションでは、年収622万の場合、逸失利益として2000万円前後の請求が可能とされています。これはあくまで予想金額ですが、事故当時の年齢や職業を考慮し、損害賠償金額を決定する際の目安となります。年収が高ければ、それに比例して逸失利益も増加しますが、交渉の過程で妥当な額を見極めることが重要です。
示談交渉の落とし所と妥当な請求額
示談交渉においては、初めから高額を請求することは避けるべきです。妥当な請求額を見極め、相手方と交渉を行うことが重要です。弁護士を雇うことで、交渉において有利な立場を取ることができるため、専門的なアドバイスを受けながら進めることが推奨されます。
人工関節手術を視野に入れる場合の備え
今後、人工関節手術が必要になる場合は、その費用や将来の治療費も逸失利益に含めて請求することができます。将来の医療費や生活の質を守るためにも、適切な請求を行い、十分な補償を得ることが必要です。
まとめ
後遺障害12級認定後の逸失利益請求額については、年収や事故の影響を考慮し、交渉を行うことが重要です。妥当な請求額を設定し、弁護士とともに交渉を進めることで、適切な賠償を受けることができます。未来の治療費や生活費も含めた請求を行い、安心して生活できるようにしましょう。