丁字路での車同士の接触事故において、過失割合をどのように判断するかは、事故の状況や各種規則に基づいて決まります。今回は、具体的な事故の状況をもとに、過失割合の妥当性について解説します。
1. 丁字路での交通事故と過失割合
丁字路は、進行方向が直進と右折で交差する形になります。この場合、進行方向が優先道路であっても、右折車両が目視確認を怠った場合、過失割合が変わる可能性があります。通常、直進車は優先道路を走行しているため、右折車が目視確認をしていれば、事故は避けられたと考えられます。
過失割合に関しては、相手車両(右折車)の進行方向をよく確認せず進入した点で、一定の過失が生じる可能性が高いです。しかし、進入時に「徐行していた」という事実が過失割合に影響を与える場合もあります。
2. 7:3の過失割合は妥当か?
損保からの過失割合が「7:3」と提示されていますが、これは一般的な過失割合の基準に基づいたものです。丁字路において、直進車が優先道路を走行している場合、右折車両が事故を起こした場合には、直進車の過失割合は少なくなることが一般的です。
この場合、損保が言う「7:3」の割合は、多くの判例に基づいた相場である可能性が高いです。しかし、ドライブレコーダーの映像など、状況証拠を元に過失割合を見直すこともできます。
3. 保険会社の対応と弁護士相談
保険会社(損保)から「7:3が妥当」と言われても納得できない場合、弁護士特約を利用して専門家に相談することができます。弁護士は、過失割合に関する証拠や過去の判例を元に、より詳細なアドバイスを提供してくれます。
もし保険会社が過失割合の見直しに応じない場合、弁護士の意見を元に再交渉を行うことも可能です。また、過失割合に納得できない場合は、裁判を検討することもありますが、裁判の費用や時間がかかることも留意する必要があります。
4. まとめと今後の対応
今回の事故における過失割合「7:3」は一般的な基準に基づいていますが、ドライブレコーダーの映像や証拠を元に過失割合を再交渉する余地もあります。もし納得できない場合、弁護士の相談を検討することをお勧めします。無理に進めるのではなく、納得のいく形で解決を目指しましょう。