逆突事故にあった場合、最も気になるのは「過失割合」と保険会社の対応です。特に相手側の保険会社が全面的に修理費や治療費を負担することを申し出てきた場合、過失割合がどうなるのかについて疑問を持つ方も多いでしょう。本記事では、逆突事故後の保険会社の対応と過失割合の決定方法について詳しく解説します。
逆突事故における過失割合の基本
逆突事故とは、後続車両が前方車両に衝突する事故のことです。この事故において、基本的には後続車両に過失があるとされることが多いです。通常、逆突事故では「後続車両が前の車を追突した」というシンプルな構図から、後続車両に100%の過失がある場合が多いです。
ただし、事故の状況によっては、過失割合が異なることもあります。例えば、前方車両が急停車したり、無理に駐車場に入れようとしたりするなど、前方車両にも何らかの過失がある場合です。しかし、今回の質問のように、前方車両が停止していた場合は、後続車両の過失が大きいと判断されやすいです。
相手保険会社の対応が示す過失割合の傾向
事故後、相手の保険会社が「車両修理も治療費も全面的に負担します」と申し出た場合、これは過失割合が「100:0」であることを示唆しています。相手保険会社が全額負担を申し出るということは、加害者側が自分の過失を認め、責任を持つということです。
この場合、相手保険会社は過失割合について特に言及せず、修理費用や治療費用の支払いについてのみ言及しているため、「100:0」という過失割合で進んでいる可能性が高いです。しかし、最終的な過失割合は保険会社同士の調整や法律的な判断により確定します。
過失割合が100:0で進むための要件
過失割合が「100:0」で決定するためには、いくつかの要件があります。まず、事故の原因が明確に後続車両にあることが重要です。質問者様のケースでは、前方車両が停止しており、その後ろに停止したところに相手がバックしてきたという状況です。この場合、後続車両（加害者）がバックしてきたことが事故の直接的な原因となるため、過失割合は100:0に近い可能性があります。
また、事故時に双方の車両がどのような状態にあったのか、警察による事故証明書や目撃者の証言も重要です。質問者様が警察に提出した診断書や事故報告書も、後続車両の過失を証明する証拠として大きな役割を果たします。
相手保険会社からの連絡と進行状況
相手保険会社から「全面的に修理費用や治療費を負担します」と言われた場合、実際には過失割合が決まっていない状態でも、保険会社が治療費などの支払いを行うことがあります。これは、保険会社が事故の状況を把握し、過失の認定を前提に最初に必要な支払いを行うためです。
そのため、質問者様が相手保険会社から受け取った「修理費用と治療費を負担する」という連絡は、過失割合が決まる前に行われた対応です。過失割合が確定した後に、最終的な支払いが決まることになります。ここで重要なのは、保険会社同士で過失割合について合意を得ることです。
過失割合が100:0で進むかどうかの確認方法
過失割合が100:0で進むかどうかの確認方法として、まずは相手保険会社としっかりとコミュニケーションをとることが重要です。相手保険会社が過失割合について何も言わない場合、実際にはまだ確定していない可能性があるため、追加で確認を行うことをお勧めします。
また、質問者様の保険会社にも過失割合についての見解を尋ね、どのように進行しているのか確認しておくと安心です。保険会社同士の調整が進んでいる段階であれば、最終的に過失割合が決定され、支払いが行われることになります。
まとめ
逆突事故における過失割合は、事故の状況や証拠に基づいて決まります。相手保険会社が「全面的に負担します」と言った場合、過失割合が100:0であることが示唆されますが、最終的には保険会社間での調整と過失認定が重要です。事故の詳細をしっかりと保険会社に伝え、進捗を確認しながら進めていくことが大切です。