法テラスを通じた弁護士間での情報共有について
法テラスは、経済的に困難な方でも弁護士に相談できる公的なサポートシステムですが、相談内容や案件の情報共有がどの程度行われるかについては、基本的には厳格な個人情報保護が求められています。つまり、1人の弁護士に相談した内容が他の弁護士に自動的に共有されるわけではありません。ただし、法テラスのシステムを通じて相談が進められる場合、必要に応じて情報が適切に共有されることもあります。
最初の弁護士との相談内容が次の弁護士に伝わるか？
法テラスを通じて新しい弁護士を紹介された場合、最初に相談した弁護士があなたの案件について記録を残している可能性はありますが、全ての内容が自動的に次の弁護士に伝わるわけではありません。必要に応じて、あなた自身が次の弁護士にこれまでの経緯を説明することが求められます。特に、借金の額、返済状況、収入、家族構成、相続に関わる問題などは、詳細に伝えておくとスムーズに進むでしょう。
次の弁護士との相談時の準備
新しい弁護士との相談に向けて、以下の情報を整理しておくと良いでしょう。
- 借金の総額と何社から借りているか
- 返済状況と返済額
- 収入の内訳（給料、児童扶養手当、児童手当、養育費など）
- 相続の問題（亡くなったお父様の名義変更や財産の状況）
これらの情報がきちんと整理されていれば、次の弁護士との相談もスムーズに進むでしょう。
まとめ：法テラスと弁護士間の情報の流れ
法テラスを通じた相談では、個人情報保護が重要視されているため、最初の弁護士との相談内容が新しい弁護士に自動的に共有されるわけではありません。あなた自身が状況をしっかりと説明することで、次の弁護士との打ち合わせが効果的に進むはずです。事前に資料を整理し、明確に伝えることが重要です。