身に覚えのない荷物が届いたときの対応ガイド――受け取り不要?詐欺の可能性は?

家に〈身に覚えのない荷物〉が届いたとき、どう対応すればよいのか悩む方は少なくありません。「頼んでいないのに…」「あの会社って本当?」「支払い請求されたらどうしよう?」など、不安になるのは当然です。この記事では、このような〈送り付け商法〉の可能性がある荷物を受け取ってしまった/これからどうしたらいいかを整理します。

「頼んでいない荷物」が届く背景と典型的な手口

注文していない荷物が届く事例の多くは、いわゆる〈送り付け商法〉と呼ばれるものです。例えば、「〇〇企業からプレゼントの発送を行いました。お受け取りください」という名目で荷物を送りつけ、その後代金請求を行う手口があります。([参照](https://www.secom.co.jp/homesecurity/bouhan/other/bouhan085.html))

実例として、何も注文していないのに「カニが届いた」「健康食品セットが届いた」という相談が増加しており、商品を使った/捨てた/放置した後で「お支払いがまだです」と請求が来るケースも報告されています。([参照](https://www.adire.jp/lega_life_lab/law/column1479/))

受け取った荷物はどうしたらよい?受取拒否・保管・処分の判断基準

まず、荷物を受け取らないことが最善の対応です。配送員から手渡しされた際に「受取拒否」を伝えて荷物を返送してもらうことが可能です。([参照](https://corp.hakobu.tokyo/post/%E5%AE%85%E9%85%8D%E4%BE%BF%E3%81%AF%E5%8F%97%E3%81%91%E5%8F%96%E3%82%8A%E6%8B%92%E5%90%A6%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%EF%BC%9F%E8%BA%AB%E3%81%AB%E8%A6%9A%E3%81%88%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%84%E8%8D%B7%E7%89%A9%E3%81%8C%E5%B1%8A%E3%81%84%E3%81%9F%E6%99%82%E3%81%AE%E5%AF%BE%E5%87%A6%E6%B3%95))

受取済みでも、注文していない荷物であれば、2021年7月6日以降の法改正により、消費者が保管義務を負わず“直ちに処分”できると明文化されました。代金を支払う義務もありません。([参照](https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_transaction/amendment/2021/notice/index.html))

代金請求が来たら?どう対応すべきか

「払え」「返さないと契約成立になる」といった請求が来るケースがありますが、売買契約がそもそも成立していないため、代金を支払う義務はありません。([参照](https://www.adire.jp/lega_life_lab/law/column1479/))

誤って代引き等で支払ってしまった場合でも、返金を請求できる可能性があります。代金請求を無視し続けたり、連絡を絶つことが重要です。([参照](https://www.hyogoben.or.jp/kurashi/2023-2/0906-02/))

個人情報・電話番号の記載がある場合の危険性

荷物とともに電話番号・住所・名前などの情報が記載されていると、さらに注意が必要です。架空請求・転送詐欺・個人情報収集の前兆となることがあります。

例えば、明らかに覚えのない社名・住所・電話番号で荷物が届いた場合には、先方に連絡せず、記載情報を控えて近くの消費生活相談窓口などに相談するのが安心です。

まとめ

身に覚えのない荷物が届いたとき、まずは受け取らないことが最善策です。受け取ってしまった場合でも、保管義務はなく、代金を支払う必要もありません。請求が来た場合は毅然と対応し、個人情報の扱いや相談窓口の活用を忘れずに行動しましょう。

もし「本当に詐欺かも?」と感じたら、受け取らず「受取拒否」をする・記録を残す・連絡しないという三点を冷静に実践してください。安心して日常生活を送るための備えとして、ぜひ心得ておきたい対応です。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール