中小の消費者金融へ申し込んだ際、大手カードローンでは聞かれなかった家族の勤務先や電話番号、所有する車の情報まで確認されると、「本当に正規の金融業者なのか」「個人情報を渡して大丈夫なのか」と不安になることがあります。
福岡県に本社を置く「株式会社エクセル」について確認すると、2026年8月時点で福岡県知事(6)第08636号、日本貸金業協会会員 第005568号として確認できる登録貸金業者です。日本貸金業協会の福岡県会員名簿にも、株式会社エクセル、本店所在地「福岡県福岡市博多区博多駅前2-5-10 TKビル9F」、電話番号「092-433-7371」と掲載されています。[参照] 日本貸金業協会「会員名簿・福岡県」
ただし、「株式会社エクセルという会社が正規業者であること」と「今やり取りしている相手が本物の株式会社エクセルであること」は別問題です。金融庁も、実在する貸金業者の名称や登録番号を詐称する無登録業者が存在すると注意喚起しています。そのため、登録の有無だけでなく、電話番号・所在地・申込先サイトまで一致しているか確認することが重要です。
福岡の株式会社エクセルは登録貸金業者なのか
貸金業を営む事業者は、財務局長または都道府県知事の登録を受ける必要があります。福岡県も、貸金業法第3条に基づき、貸金業を営む者には登録が必要であり、登録は3年ごとに更新する仕組みであると説明しています。[参照] 福岡県「貸金業の登録」
株式会社エクセルは、現在の日本貸金業協会会員名簿で福岡県知事(6)第08636号、日本貸金業協会会員番号第005568号として掲載されています。したがって、この登録情報と一致する株式会社エクセルそのものを、無登録のいわゆる「闇金」と扱うのは適切ではありません。
同社の博多店公式サイトにも、同じ登録番号、会員番号、本社住所、電話番号が掲載されています。貸付条件として実質年率12.0%~20.0%、担保・保証人不要・要審査などが案内され、必要書類として免許証、健康保険証等、借入金額や審査によっては収入証明書が必要になる旨も記載されています。[参照] 株式会社エクセル博多店
「登録番号があるから絶対安全」とは限らない理由
ここで非常に重要なのが、ウェブサイトに登録番号が書かれているだけでは本人確認として不十分だという点です。金融庁は、無登録業者が架空の登録番号だけでなく、別の登録業者の登録番号や実在する会社名、類似する会社名を使用するケースがあると注意喚起しています。[参照] 金融庁「登録番号を詐称している業者」
例えば、「株式会社エクセル 福岡県知事(6)第08636号」と表示されたサイトを見つけても、それだけで本物とは断定できません。本物の会社情報を第三者がコピーしている可能性まで考え、金融庁や日本貸金業協会など独立した情報源から確認するのが安全です。
金融庁には登録貸金業者情報検索サービスがあります。会社名だけでなく、登録番号、所在地、電話番号などを照合することができます。[参照] 金融庁「登録貸金業者情報検索サービス」
妻や両親の名前・年齢・職業・電話番号を聞かれるのは普通?
融資審査では、本人の氏名、住所、勤務先、収入、既存借入などさまざまな情報が確認されます。一方、配偶者や両親の氏名・年齢・職業・電話番号まで求められると、大手消費者金融の申込みに慣れている人ほど違和感を覚えるかもしれません。
中小の貸金業者では独自の審査方法を採用している場合があり、緊急連絡先などとして家族情報を確認するケース自体は考えられます。しかし、「正規業者なら必ず家族全員の勤務先や電話番号まで聞く」という共通ルールが存在するわけではありません。必要な情報の範囲は業者や商品、審査内容によって異なります。
そのため、理由が分からない項目については「この情報は何のために必要なのか」「家族本人へ連絡する可能性があるのか」「この項目を提供しなければ審査できないのか」と確認して構いません。個人情報を渡す場面では、正規業者かどうかだけでなく、利用目的を理解してから提供することが大切です。
車の車種・型式・色まで聞かれるのは危険なサイン?
車について尋ねられたことだけを理由に、闇金や詐欺と断定することもできません。申込者の資産状況や生活状況など、審査上の情報として質問している可能性があるためです。
ただし、同社が公式サイトで案内する一般的な融資商品は「担保・保証人不要・要審査」とされています。そのため、車を担保にする契約ではないのに車両情報を詳しく聞かれ、理由が分からなかったのであれば、確認しておく価値があります。
特に、車検証の送付、車の鍵を預けること、車を業者名義へ変更することなどを追加で求められた場合は、単なる「車種と色の確認」とは話が変わります。契約内容を理解できないまま書類や車両を渡さず、何のための手続きなのかを書面で確認することが重要です。
免許証や健康保険証の提出は珍しくない
貸金業者との契約では本人確認が必要になるため、運転免許証などの本人確認書類を求められること自体は不自然ではありません。実際、株式会社エクセル博多店の公式サイトでも必要書類として「免許証、健康保険証等」と案内されています。
したがって、免許証の画像提出を求められたという一点だけから危険な業者と判断することはできません。ただし、送信先が本当に正規業者なのかは提出前に確認すべきです。本人確認書類には氏名、住所、生年月日など重要な情報が含まれているからです。
また、本人確認書類の扱いには法令改正等もあるため、古い口コミサイトに書かれた提出方法をそのまま信用するのではなく、現在の業者側の案内を確認することが重要です。
キャッシュカードの「写真」は特に何を確認すべき?
振込先口座を確認するため、金融機関名、支店名、口座番号、口座名義などの情報が必要になることはあります。しかし、キャッシュカードの画像を送る場合は、何が写っているのかを慎重に確認する必要があります。
少なくとも、キャッシュカードの暗証番号を業者へ教える必要はありません。インターネットバンキングのログインID、ログインパスワード、ワンタイムパスワード、SMS認証コードなどについても、融資を受けるためという理由で安易に第三者へ伝えてはいけません。
金融庁の貸金業者向け監督指針でも、暗証番号やパスワードなどは、顧客に損失が発生する可能性がある「機密情報」として扱われています。[参照] 金融庁「貸金業者向けの総合的な監督指針」
すでに画像をメールで送った場合に確認したいこと
すでに免許証、保険証、キャッシュカードなどの画像を送信している場合でも、正規の株式会社エクセルへ通常の契約手続きとして送ったのであれば、それだけで「情報が悪用される」と考える必要はありません。まず送信先を確認することが先です。
確認するときは、相手から届いたメールやSMSに書かれた番号へそのまま電話するのではなく、日本貸金業協会の会員名簿や金融庁の登録情報など、第三者の公的・準公的情報から取得した連絡先を使う方法が確実です。
例えば日本貸金業協会の名簿では、株式会社エクセルの本店電話番号は092-433-7371です。株式会社エクセル博多店のサイトにも同じ番号が掲載されています。やり取りしている電話番号・住所・申込先が一致するか確認すると、なりすましを見分ける材料になります。
「家族の連絡先を聞かれた=闇金」とは判断できない
金融庁は違法な貸金業者の手口として、融資審査を口実に本人の銀行口座情報や運転免許証などの画像、同居家族の勤務先・連絡先などを求めるケースがあると注意喚起しています。そのため、このような情報を聞かれたときに警戒すること自体は合理的です。[参照] 金融庁「アクセスFSA」
しかし、ここで注意したいのは、正規業者も審査や本人確認のため個人情報を取得するということです。つまり、「免許証を要求された」「家族について質問された」という個々の項目だけで、正規業者と違法業者を判定することはできません。
判断で最も重視すべきなのは、登録情報、実際の電話番号、所在地、契約条件、金利、申込先ドメインなどが公式情報と一致しているかです。「口コミに闇金ではないと書いてあった」という情報より、公的な登録情報を優先しましょう。
正規業者か確認するときのチェックリスト
借入れ前に不安を感じた場合は、次の項目を一つずつ確認すると判断しやすくなります。
- 金融庁の登録貸金業者情報検索サービスに会社が存在するか
- 登録番号だけでなく商号・住所・電話番号も一致するか
- 日本貸金業協会の会員番号と掲載情報が一致するか
- 申込みを行ったサイトが本物の公式サイトか
- 電話やメールの相手が公式に掲載された窓口とつながっているか
- 契約前に金利、返済方法、返済期間、遅延損害金などの説明があるか
- 暗証番号やネットバンキングのパスワード、認証コードを要求されていないか
- 融資前に「保証金」「信用を作るための振込み」など不自然な送金を要求されていないか
特に重要なのは、登録番号だけで判断しないことです。金融庁も、登録番号を詐称する業者がいることを明確に注意喚起しています。
株式会社エクセルについて現在確認できる情報
| 商号 | 株式会社エクセル |
|---|---|
| 貸金業登録番号 | 福岡県知事(6)第08636号 |
| 日本貸金業協会 | 会員 第005568号 |
| 本店所在地 | 福岡県福岡市博多区博多駅前2-5-10 TKビル9F |
| 本店電話番号 | 092-433-7371 |
| 博多店の貸付利率 | 実質年率12.0%~20.0% |
| 担保・保証人 | 不要・要審査 |
上記は2026年8月時点で日本貸金業協会および同社サイトから確認できる情報です。貸金業登録は更新されるため、実際に申し込む時点では金融庁や福岡県、日本貸金業協会の最新情報を確認してください。
福岡県も2026年7月31日現在の県知事登録貸金業者名簿を公開しています。[参照] 福岡県「福岡県知事登録貸金業者一覧」
不安が残るなら契約前に確認・相談する
正規の登録貸金業者であっても、「聞かれた情報が多すぎて不安」「なぜ家族の情報が必要なのか分からない」という疑問を我慢して契約する必要はありません。契約前に担当者へ利用目的を確認し、納得できなければいったん手続きを止めるという選択もできます。
貸金業者との契約や個人情報の取り扱いについて疑問がある場合は、日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センターなどへ相談できます。株式会社エクセルの公式サイトにも同センターの案内が掲載されています。
また、相手が登録業者を装った偽物ではないか疑わしい場合は、相手から示された連絡先だけを信用せず、金融庁の登録貸金業者情報検索サービスや福岡県の登録業者一覧から情報を取り直して確認することが重要です。
まとめ|エクセル自体は登録業者だが「今の相手が本物か」まで確認する
福岡県福岡市博多区に本社を置く株式会社エクセルは、2026年8月時点で福岡県知事(6)第08636号、日本貸金業協会会員 第005568号として確認できる登録貸金業者です。その意味では、会社そのものを無登録の闇金と考える根拠はありません。
免許証などの本人確認書類を求められることも、貸金業者の契約手続きとしてそれ自体が異常とはいえません。一方、配偶者・両親の氏名や職業、電話番号、車両情報など幅広い情報を求められた場合は、その利用目的を確認してから提供するのが安全です。
最も大切なのは、「正規の株式会社エクセルが存在する」ことと「現在やり取りしているサイト・電話・メールの相手がその会社本人である」ことを分けて確認することです。登録番号をコピーする偽業者も存在するため、商号、住所、電話番号、申込先を公的情報と照合してください。
そして、暗証番号、ネットバンキングのパスワード、ワンタイムパスワードやSMS認証コードなどを求められた場合は、通常の本人確認書類の提出とは性質が違います。安易に伝えず、公式窓口や日本貸金業協会などへ確認することが安全です。